JA紀南広報誌

2013年12月号p12-01

2013年12月号もくじ

6年間の努力で展望!  

梅とミカンを有機栽培
田辺市長野・中谷修久さん  

収穫期を迎えた有機栽培ミカンと中谷修久さん

 【三栖谷営農室】田辺市長野の中谷修久さん(65)はJA紀南有機食材生産研究会の会員として、ミカンと梅の有機栽培に取り組んでいる。慣行栽培に比べ圧倒的に制限は多いが、10月から収穫を始めたミカンにも1年かけた苦労以上の満足感を得ている。
 平成20年の研究会設立時からのメンバーで、ミカンと梅の全園1・6㌶を有機栽培へと一気に切り替えた。温暖多雨の気象条件でのミカンなどの有機栽培は「難しいのでは」と言われていた中での転換だった。
 JAS規格に基づく有機農産物認証を受けるには、肥料も農薬も多くの制限が課せられる。「初年度の夏だけでミカンの木のゴマダラカミキリを1000匹以上、手で除去した。これが毎年だ」という中谷さんの言葉には、慣行栽培にはない努力の必要性が感じられる。
 同会の現在の会員は15人。梅、ミカン、レモンなどを生産し、その販売先として梅酒メーカーや生協とのパイプができている。消費者やバイヤーとの交流する機会は多く、買う側の健康、安全意識を実感する。
 中谷さんと溝口博一会長は同級生で息も合う。会員の栽培技術に対する向上心は高く、若手会員にアドバイスすることも多い。全体では少数派の有機栽培だが、「危機感があって取り組んだ有機も、6年目でようやく展望が見えてきた」と中谷さんの声は弾む。

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