JA紀南広報誌

2013年12月号p08-02

2013年12月号もくじ

 

◆整枝・剪定  

 12月中旬になると梅の自発休眠が完了して発根が始まり、蕾が膨らみ始める。剪定が遅れると不要な枝にまで開花準備の養分が使われ、貯蔵養分がムダに消耗されることになるため、剪定は効率よく作業を進めよう。

◆土づくり  

 梅は好石灰植物であり、土中の石灰の消耗が早いため、土壌分析などで過剰と診断されていない限りは基準量通りに施用する。
 また、夏期の干ばつに耐える園地づくりのため、草刈りによる敷き草やワラ等の有機マルチの施用も重要だ。樹体が乾燥や成り疲れによって低下している場合はタコツボ深耕を行い、新根の発生を促すことも有効な方法である。

◆病害虫防除  

○カイガラムシ類
 カイガラムシ類が発生すると、その排泄物や分泌物等を栄養源として、こうやく病を生じさせる場合がある。防除は、ふ化抑制などを目的に12月上旬に石灰硫黄合剤(7~10倍・発芽前)を散布する。
 なお、硫黄系の薬剤に弱い「皆平早生」などの在来種は散布を控える。また、かいよう病でICボルドーを使用した園では2週間以上の散布間隔を空ける。
(大辺路営農室・那須弘康)

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