JA紀南広報誌

2013年12月号p07-01

2013年12月号もくじ

きずな 常務(生活本部長)小幡 博巳  

「食と暮らし・いのち」を守る  

 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加の12カ国は10月にインドネシアのバリで首脳会合を開き、年内妥結に向けた意思を示す首脳声明を採択しました。
 日本も安倍首相が日本の立場や主張を説明し、日本政府も大筋合意とみる、年内妥結を確認したとの発表があり、今後の交渉が加速するのは必至であります。
 JAグループは断固反対の姿勢を貫き、聖域である重要品目を関税撤廃の対象から除外し、守るべきものは断固守ることを政府に強く求めています。
 そこで組合員の皆さんは、TPP問題のことをどれだけ知っていますか。テレビなどでも頻繁に報道はされていますが…。
 国益を守るための企業等のメリットの部分は報じられていますが、国民に対して生活や環境に関する部分はあまり報じられていません。特に食に関する安全・安心の部分や医療・保険さらに環境基準など、国民が一番関心のあるところは詳しく報じられていません。
 私たちが一番関心のある衣食住の中で、食は生きることの大切な必需品であり、誰もが健康で在り続けたいと願っています。次世代を担う子どもたちが安心して暮らせる「食と暮らし・いのち」を守ることに関心を持っていただきたいと思います。
 JA紀南の店舗(Aコープや紀菜柑)では、「食の安全・安心」と「地産地消」をキーワードに、地元産の農水産物を中心に県内・国内産の新鮮な食材を組合員や地域の皆様に提供しています。
 環境に配慮した取り組みとしては、マイバック持参運動やリサイクル運動に多くの皆様のご協力をいただいています。今年度からはAコープのクックガーデン、アピア、あぜみちの3店舗に空き缶とペットボトル回収機を設置し、クミカポイントを付加させていただいています(あぜみち店は空き缶回収機のみです)。
 組合員に加入された多くの非農家の方々にも、農業体験を通じて「育てる楽しさ・収穫する楽しさ・食べる楽しさ」や安全・安心な「食」と「農」の大切さを体験していただいています。
 JA紀南ではさまざまな「食」と「農」に関することを発信していますので、皆様も関心を持って参加していただきたいと思います。

白色申告に記帳などの義務化  

 2014年(平成26年)1月から、すべての白色申告者の記帳・帳簿保存が義務化されます。
 現在、個人の白色申告者で記帳・帳簿保存が義務付けられている対象者は年間所得が300万円超の申告者に限定されていますが、来年1月からの税法改正では、すべての白色申告者に義務付けられるようになります。
 申告制度は、納税者が自ら税法に従い1年間の所得金額を正確に計算し納税するものです。所得金額を正確に計算し申告するためには、収入金額や必要経費に関する取引の状況を記帳した書類を保存しておく必要があります。
 「記帳」は、一つ一つの取引ごとではなく、日々の合計金額のみをまとめて記載するなど、簡易な方法で記載してもよいとなっていますが、できれば所得金額が正確に計算できるよう、整然かつ明瞭に行う必要があります。
 帳簿の保存も、売上帳簿、請求書、経費の領収書など帳簿作成の元となる書類の保存は5年間、記帳制度に基づいて作成した帳簿は7年間保存しなければなりません。
 税法改正で白色申告納税に新たな義務が発生する訳ですので、白色申告にはない特典を有する青色申告への変更をぜひともお奨めしたいところです。青色への変更は、帳簿等の保管などの要件を満たしたうえで、青色申告承認申請書を3月15日までに税務署に提出した申告者に認められます。
 青色申告の特典には青色申告特別控除等の納税額の軽減をはじめ、白色申告にはない色々な特典がありますので、今回の確定申告時に最寄りの支所にお尋ねください。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional