JA紀南広報誌

2013年12月号p06-03

2013年12月号もくじ

一時代築いた極早生  

「宮本早生」荷受け終了  

荷受けを終了した「宮本早生」

 早生ミカンの青切り出荷全盛期を引き継ぐ品種として、昭和55年から紀南地方で増植し、早出しミカンの一時代を築いた極早生の「宮本早生」のJA荷受けが今年で終了した。
 「宮本」は9月中旬から出荷でき、紀南の特性を出した早期出荷により安定価格を期待できる品種として管内で栽培が一気に拡大し、地域のミカン農家経済に大きく貢献してきた。
 しかし約20年前から、「日南1号」など「宮本」より食味や着色の良い品種が登場したことにより、「宮本」の品種の特性発揮が難しくなり、市場評価や消費地イメージの低下が顕著化した。
 JAでは10年以上前から「宮本」の早期転換を呼びかけ、平成21年にはみかん部会が「宮本」の荷受けを25年で終了することを決定し、他への転換が進んだ。
 農家アンケートの結果によると、主な転換先は、極早生の主力の「日南1号」、9月出荷の「日南の姫」、「ゆら早生」と、早生ミカンや中晩柑、梅などとみられる。
 「宮本」と同じくその他の極早生(谷本・高林・徳森・北口・堂脇・楠本など)も、今年でJAの荷受けを終了した。
 来年度からは、紀南の温州ミカンの出荷は、9月中旬の「日南の姫」から始まり、「日南」、「ゆら」、「上野」を経て、10月下旬の早生の早期出荷、11月からの完着・木熟、年明け出荷へとつなぐことになる。

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