JA紀南広報誌

2013年11月号p10-02

2013年11月号もくじ

中晩柑類  

◆秋肥の施用

 温州ミカンと同様に、耐寒性の向上、翌春の発芽・開花促進を目的に地温が高い11月上旬までに施用する。ただし、ポンカンへの施用は、着色を遅延するために行わない。施用量は、栽培暦を参考に樹勢や園地によって加減する。

◆ヘタ落ち・後期落果防止対策

 中晩柑類のヘタ落ち、後期落果防止対策には、マデックEW(2000倍・1回)の散布が有効だ。
なお、マデックEWのかんきつ類での使用基準が変更され、MCPB(マデックEWの有効成分)を含む農薬の総使用回数が「1回」となっているため注意する。

◆中晩柑類の袋掛け

 寒害による果皮の傷みや、退色・回青現象の防止に、袋掛けを行う。果実を包む袋は数種類あり、重ね枚数、紙質が異なる。お奨めは果実袋の「オレンジ2重袋」だが、品種、収穫時期、費用対効果を考え使い分ける。
 オレンジ2重袋は、2重構造で止め金が付いており、バレンシア、カラ、セミノール、「せとか」等に使用する。クラフト袋は、1重で止め金は無く、ホチキスで止めるタイプで、「清見」、「不知火」等に使用する。

◆水腐れ対策

 中晩柑は、着色期以降に温暖で降雨に遭遇すると果皮に亀裂が入り、水腐れが発生する。特に、「はるみ」、ポンカン、「不知火」に発生が多く見られる。水腐れを防ぐには、果実を雨から守る必要がある。対策として、袋を止める軸(果梗枝)の部分に木綿100%のワタを巻き雨水の浸入を防ぐ“ワタ巻き袋掛け”や、木全体をビニールで覆う“ぶらぶらハウス”等が有効だ。これらの対策は着色が始まる時期に行う。

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