JA紀南広報誌

2013年11月号p09-01

2013年11月号もくじ

「こどういち」が元気!  

出荷者のやりがい一段と  

Aコープちかつゆのこどういちで

 なかへち地区のAコープ3店舗で地場産品を販売する直売組織“こどういち”が元気だ。出荷者から「地元の農産物は人気があり、作る方もやりがいがある」との声が聞かれる。
 “こどういち”は平成20年3月、Aコープ熊野古道なかへち店の移転オープンにあわせ店内の直売コーナーとして誕生した。22年には近露のドライブインの横に出店したちかつゆ店、24年にはあゆかわ店にも設置し3店体制となった。
 会員数も当初の30人から128人に増えた。3店合計の販売金額(税別)は平成23年度の1242万円から24年度は1818万円(同)と約1・5倍に伸び、25年度も右肩上がりで推移している。
 ちかつゆ店代表の田中誓子さん(72)は「売れたらうれしく、良い物を作らな」と出荷に楽しみを感じている。田中さんは以前、支所再編前の近野支所で女性会の月1回の青空市を開いた経験がある。その朝市も止まっていたが、“こどういち”が地域の女性や高齢者の生産意欲に火を付けた。
 特にちかつゆ店はドライブインへの観光客の利用が多い。品ぞろえも四季の野菜はもちろん、山菜、餅や梅干しの加工品、手作りの陶器と多種多様だ。出荷者の中には「緑の雇用事業」でなかへちにIターン定住した若者もいる。
 なかへち店代表の松平末夫さん(82)は無人販売所の経験があるが、「直売所のおかげで農業も変わってきた」と喜ぶ。紀菜柑と“こどういち”に畑ワサビやブルーベリー、山菜などを出荷しており、就農した息子は温川でブルーベリーの観光農園を営んでいる。
 会長の森隆男さん(54)は「直売所は安全・安心このうえなし。地域の高齢者などは高い栽培技術を持っており、直売所の活性化のため眠った生産力を掘り起こしたい」と力を込める。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional