JA紀南広報誌

2012年9月号p24-01

2012年9月号もくじ

健康百科 第77回  

子どもとヘルパンギーナ  

 ヘルパンギーナとは、乳幼児の間に流行する夏風邪の一種です。4歳以下の小児が大部分で、1歳児が最も多く見られます。
 症状は強い喉の痛みが代表的です。喉が真っ赤になり、喉の奥に小さな水膨れが数個から数十個できます。38~40度の高熱が2~3日続くこともあります。
 原因は、コクサッキーA群というウイルスを代表とする何種類かのウイルスです。かかった子どものせきやくしゃみでウイルスが飛び散り、それを他の子どもが吸い込んで発病します。ウイルスは多くの種類があるので、それらに対する薬はありません。従って特定の治療法や予防接種もなく、予防法としては風邪をひいている子どもには近づかないことが第一です。
 家庭で注意することは、喉や口の中が痛いために食事や水分が取りにくいことがあるので、高熱が出ているときには、脱水状態にならないよう、水分の補給を十分にすることです。
 口の中が痛いときは、かまずにのみ込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、豆腐、グラタンなどがよいでしょう。水分としては、オレンジジュースなど酸っぱいものはしみますので、牛乳、麦茶、みそ汁、ポタージュなどがよいでしょう。
 入浴については、高熱があるときや元気のないとき以外は、我慢する必要はありません。
 せきが強くて眠れないとき、高い熱が3日以上続くとき、口の痛みが強くて水分を飲めないとき、元気がなくてぐったりしているときは医師の診察を受けてください。

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