JA紀南広報誌

2012年9月号p07-02

2012年9月号もくじ

テイクオフ  

常勤監事 尾崎 陽久
監事の役割と活動内容  

 早いもので、常勤監事に就任して2年が経過し、日々監査業務を行っているところです。
 監事は、年1回開催される総代会で、JA全国監査機構の監査報告と監事監査の監査報告を行っていますが、監事の年間を通じた取り組みについて、どのように監査を行っているのか、またどのような意見を述べ、どのような指摘をしているのかが、あまり組合員の皆さまには見えにくいところかと思います。ここで改めて監事としての役割と活動内容について述べたいと思います。
 監事は私を含め12名います。年間の監事監査計画に基づき、JAの業務、会計、財産状況等全般にわたり、JA全国監査機構及び監査室と連携を図り、効率的かつ効果的な監査を実施しています。
 具体的には、監事監査は年2回、上期、下期の決算時に延べ10日間実施しています。当面は、9月末に平成24年度上半期の現金・棚卸実査を行い、10月には支所・事業所・本所各部署の業務監査を実施します。監事監査の結果は、理事会に報告を行い、改善を要する事項については回答を求め、今後の業務遂行に生かし、根本的な事務改善に取り組むよう強く要望しています。
 そして、常勤理事に直接意見を述べる機会は、監事全員と常勤理事との定期的会合で年2回開催し、議題は「監査の指摘、改善に関する事項」や「経営内容」に踏み込んだ意見交換を実施しており、業務の執行に生かしています。
 また、常勤監事としての具体的な業務は、日常監査として重要な会議への出席や重要書類の閲覧、稟議書については代表理事に回覧したものはすべて閲覧しています。そして、重要事項を発見した場合は、理事・職員に指摘し改善を求めます。また、監査室に同行して、各支所等の内部監査や支所点検を行い、不祥事の未然防止と経営改善に努めています。
 なお、JAは一年間の成果(決算等)をまとめ、事業の概況や財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)等を掲載した「ディスクロージャー誌(情報開示誌)」を作成し、各支所に備え置きしていますので、縦覧いただきたいと思います。また、理事会の議事録も組合員であれば所定の手続きのうえ閲覧することができます。

監事監査の重要性  

 先般、平成24年度全国JA常勤監事研修会が開かれ、内部統制の取り組みに向けた監事監査の役割強化などについて学びました。
 内部統制とは、法令等遵守に重点を置き、不正やミスなどが発生することなく、JAが健全かつ有効・効率的に運営されるよう各事業部で所定の基準や手続きを定め、事務の平準化を図ります。
 また、平成23年度から始まったJAに対する3者要請検査では、県・農林水産省に加えて金融庁検査が実施されるようになったのを受け、「内部管理態勢の整備の重要性」と併せて、「不祥事の発生状況と未然防止に向けた取り組み」について研修しています。今後、JAが経営の健全性を維持し、社会的信用を確保するために、監事の役割がますます大きくなってきている状況を改めて実感しました。
 今後においても、監事は組合員の負託を受けた独立の機関として、理事の職務の執行について法令を遵守しているか、組合員のために役立っているかといった監査に取り組みます。信頼されるJA紀南をめざして、組合員、地域の皆さま方のご支援をいただきながら邁進してまいります。

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