JA紀南広報誌

2012年9月号p05-01

2012年9月号もくじ

きずな  

代表理事専務 泉 雅行
副組合長制を導入  

 中家組合長が県連の会長に就任したことで、県連での業務が常勤となり、JA紀南では非常勤になるため、副組合長制の導入を理事会で決定しました。「副組合長は、組合長が非常勤である場合に限り、理事会の議決により理事のうちから選任することができる」と定款にあることから、このたび前専務の本田副組合長を選任しました。
 JA紀南にはさまざまな課題が山積しており、執行体制を弱体化させないための措置です。今後、本田副組合長を中心に、4人の常務・職員とともに新執行体制でスクラムを組み、課題解消に取り組んでまいりますので、ご指導・ご協力をお願いいたします。

青梅販売の反省と次年度対策  

 紀南最大の作物である梅の販売が終了し、7月23日、取引市場16社を招いて、産地と市場がそれぞれ販売状況や課題、要望等の意見交換を行いました。
 市場の主な要望は、小梅、「古城」、「南高」の安定供給とリレー販売でした。今年の青梅の状況につきましては、1月から2月にかけての低温、開花期の天候不順の影響で、全品種とも不作、あるいは凶作という生産者もいて、当初から大変心配していましたが、産地、市場双方の努力結集により、数量は減ったものの高単価で推移でき、販売金額は前年比98%という結果に終わることができました。
 近年は梅の開花から収穫に至るまで、極端な寒さや大雨、暴風など気候に振り回され、作柄も不安定で、市場の要望には応えられない年が続いています。
 ただ、生産者の中からは、「不作の原因は単に天候の問題だけではなく、栽培管理の問題もあるのでは」との意見も出されています。今後産地としても、できるだけ天候に左右されないような栽培管理を徹底し、安定生産に努めることが農家収入の向上につながるとともに、市場の要望に応えていくことになると思います。
 以前ある生産者の方が話をされていましたが、梅栽培には「3・3・3の法則」があるそうです。「3割、3種類の受粉樹を植裁し、3割の改植をすることが安定生産に繋がる」という意味です。
 つまり、全てが老木にならないように計画的に改植をしていくことの大切さを示唆しているのです。受粉樹・改植の重要性については生産者の皆さまは十分認識されていると思いますが、この「3・3・3の法則」を確実に実行されているでしょうか。
 園の立地条件、剪定、施肥のやり方等もあると思いますが、私の梅園でも3割・3種類の受粉樹を植裁している園は今年も生り具合はよかったようです。今は成り盛りの若木なのですが、近い将来は3割の改植についても考えていかねばと思っているところです。
 いずれにしても、梅生産・農業経営面においては、作柄を安定させることが課題であります。JAとしては、市場には豊作・不作に関係なく産地・市場双方が満足する単価で、安定して(豊作時こそ多量に)販売していただけるよう要望してまいります。
 梅だけでなく、私たちのJA紀南ブランドは、市場ひいては消費者の皆さまの期待に十分応えられるものと自負しています。JAは有利販売できるよう努めてまいりますので、生産者の皆さまには引き続き高品質生産に取り組んでいただき、ブランド価値を高めてまいりましょう。

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