JA紀南広報誌

2012年9月号p04-02

2012年9月号もくじ

安定生産とリレー出荷強化を  

平成24年産青梅市場販売
市場16社招き反省会と次年度対策  

産地・市場の信頼関係を確認した販売反省会

 JA紀南は7月23日、田辺市のシティプラザホテルで平成24年産青梅販売反省会と次年度対策会議を開き、産地と取引市場16社が意見を交わした。不作により、「数量減で単価高」に終わった市場販売を振り返り、改めて安定生産と、小梅、「古城」、「南高」のリレー販売の重要性を確認した。
 本年産の青梅出荷量(県農扱い)は、小梅207㌧(前年比62%)、「古城」219㌧(同52%)、「南高」2704㌧(同82%)、その他39㌧(同149%)で、合計3170㌧(同77%)。ただし平均単価が前年比127%と高単価だったため、販売金額はほぼ前年並みの17億3664万円という結果に終わった。
 これについて市場は、「当初の予想以上に数量を確保してもらった」と産地の努力を評価。しかし、小梅と「古城」の作柄が悪かったため、強みであるリレー販売ができなかったことを懸念材料として挙げた。
 「古城」の不足を補うため、数年前から取り組んでいる早出しの「青南高」も一定の効果は出ているものの、売り場面積の確保までには至っていないと指摘。産地に「古城」の栽培強化とリレー販売の安定を優先的に取り組むよう要望した。
 一方、平均単価が近年で最高値を付けたことについては、「不作の情報が独り歩きした感があり相場は上がったが、それだけ売れているということではない。高単価でも買う人は毎年漬ける人であって、新たな顧客の獲得は厳しかったのではないか」と分析した。
 これに対し生産者からは豊凶を問わず、産地、市場、消費者が納得できる適正な価格を問う声があり、ある市場は「末端の小売価格が1㌔当たり680~780円が妥当な線」と答えた。
 さらに青梅の市場販売は単年で終わるのではなく、10年、20年先も続くため、産地と市場との信頼関係を築くことが重要という市場もあり、「収量を安定するため改植などの努力もしてほしい」と産地に要望。
 生産者からは不安定な作柄は異常気象の影響が大きいとしながらも、「農家も被害を最小限に抑える努力をしたい」との声があった。

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