JA紀南広報誌

2012年7月号p18-01

2012年7月号もくじ

花き  

◆土壌消毒  

 土壌中の病原菌や害虫による作物の被害を防ぐため、土壌を蒸気(熱水)熱、太陽熱または科学薬剤で消毒する。

◆蒸気(熱水)土壌消毒  

 圃場に蒸気(熱水)を注入することにより、土壌病害虫の防除を行う方法であり、病原菌の多くは60度以上の高温で数分の間に死滅する。それ以下の温度でも、持続時間を長くすれば容易に死滅させることができる。
 したがって、85~90度の熱水(蒸気の場合120度前後)を注入することで、土壌病害抑止効果を得ることができる。熱水土壌消毒による効果では、病害や線虫の抑止効果のほかに雑草防除効果、及び除塩の効果が確認されている。

◆太陽熱消毒  

 夏季の太陽熱による地温上昇と、石灰チッ素による発行熱を利用した方法である。土壌中に石灰チッ素と有機物を投入し、表面を透明ビニールで被い密閉することで地温が上昇し、各種病害虫が死滅する。実施期間は、7月~8月の日射が強い時間が最適だ。
 作業方法は①稲わら等の有機物を10㌃当たり1~2㌧施用し、軽く散水する。②有機物の上に石灰チッ素を10㌃当たり100㌔施用する。③トラクター等でなるべく深く鋤き込む。④作土の20㌢程度まで十分に水が浸入するまで灌水する。⑤透明ビニールで表面を完全に密封し、20~30日間放置する。
(富田川営農室・阪本寛之)

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