JA紀南広報誌

2012年12月号p14-03

2012年12月号もくじ

コラム  

農業1年生
監査室・池永一雄  

 私の家は、梅と水稲を少しばかり作っています。父と母が中心になって農業を営んできましたが、昨年父が他界しました。それまで私は作物の収穫時期に手伝う程度でしたが、先の事情により、父に代わって私が中心とならざるを得なくなりました。
 春先に、トラクターを操り田起こし作業をしていた時、周辺の田を見ると本当にきれいに起こされていました。しかし私の田といえば、デコボコになった場所が多く、トラクターのターンがうまくいかずにバックをしなければならなくなったり、端の方が高くなったり…。それはそれは散々なものでした。「何でうまくできないのだろう?」と自分に腹が立ったことが思い出されます。
 また、暑い昼下がりに水稲の消毒をしたところ、後日、1㍍四方の水稲が枯れていました。よく考えてみると、前回散布した除草剤の薬液がホースの中に少し残っており、それが災いしたと判明。真水で丁寧に洗わなければならないことを学びました。
 幸いにもその場所は、建物に隠れて目立ちにくい場所でよかったですが、道の横だったら周りの農家の方になんと思われることやら。しかし、食料自給率の低下が叫ばれている昨今、できる限り米作りを継続し、少しでも自給率の向上に貢献しようと思っています。
 先日、母と梅の剪定をすることとなりました。見よう見まねで適当に枝を切り始め、「これも、これも」と枝の先端から順番に不要な枝を切除していると、気がつけば主枝だけになっていました。
 すると母がすかさずやってきて、「何か嫌な予感がした。お前に任せていたら、何をするかわからん。梅が裸にされるよ」と笑いながら指摘される始末。
 やはりプロ農家の方の剪定を見学し、本誌の農作業の梅コーナーを熟読して技術を向上させ、作業に当たらなくてはならないと痛感した次第です。
 いろいろと、失敗談を述べさせていただきましたが、なにぶん1年生ですのでご容赦いただき、これから経験を重ね、頑張っていこうと思っています。

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