JA紀南広報誌

2012年12月号p04-01

2012年12月号もくじ

「パープル南高」誕生  

エキスがピンクの新品種
産地化に向け需要を開拓  

果皮が紅紫の「パープル南高」(左奥は「南高」)

 JA紀南では、品種登録を進めてきた「パープル南高」を、紀南独自の新品種として認定した。梅酒やジュースに加工するとエキスがピンク色になるのが特徴。青果需要期の新しい商材の誕生に、「梅産地の活性化と市場販売の起爆剤になれば」と期待している。

 新品種の梅は2002年ごろ、田辺市内の2農家が「南高」の枝変わりとして発見。有望品種であると判断したJAが権利を譲り受け、種苗登録に向けて果実調査を進めてきた。
 「パープル南高」は、果形や収穫時期などは「南高」とほぼ同じだが、表面が紅紫色で加工するとエキスがピンク色になる。また、アントシアニンが「南高」に比べて5~10倍含まれる。
 JAでは梅ジュースや梅酒用として青果需要期である6月上旬からの出荷を考えており、従来からの「古城」や「南高」とは違った個性化商品として市場や量販店に提案していく。
 10月25日、JA紀南ふれあいセンターで「新品種認定委員会」が開かれ、うめ研究所や西牟婁振興局農業振興課、生販連協、梅部会役員ら14人が出席のもと、「パープル南高」をJAの新品種として認定した。
 ただ、出席者からは「市場のニーズをもっと集めた方がいい」「準備期間が必要では」といった慎重な意見が出たため、JAでは生産者への苗木供給の具体的な時期や数量、栽培園地の設定、販売計画などは、梅部会と協議した上で決定することとした。当面は外部に苗木・穂木を出さないことも申し合わせた。 JAでは「オリジナル品種として認定した以上、さまざまな課題を解決しながら有利販売できるよう、需要の開拓に努めたい」としており、産地化に向けて生産者と調整を図っていく。

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