JA紀南広報誌

2011年7月号p08-01

修学旅行で梅をPR  

新京極の通行人に声かけ
田辺市・上芳養小学校  

小学校名を横断幕に掲げ、並んで梅をアピールする児童

 地元自慢の特産物を県外に広めたい――。田辺市の上芳養小学校6年生は5月22日、修学旅行で訪れた京都市の新京極商店街で手作りの梅干しを通行客らに配った。通行客らに懸命に声をかけながら地元の梅をPRした〝ちびっ子宣伝隊〟からは、「自分たちの梅干しを快く受け取ってくれてうれしかった」「この経験を忘れないようにしたい」といった感想が聞かれた。

 同校では毎年、5年生が「総合的な学習の時間」で地場産業の梅について学んでいるが、宣伝活動は今回が初めて。作った梅干しを「修学旅行でPRできないものか」と1年がかりで準備を進めてきた。
 梅干しは昨年6月に児童が授業で収穫し、塩漬けや天日干しなどで加工を施したもの。合計100袋(1袋3パック入り)を用意した。
 手作りの梅干しを配布するにあたり、JA紀南の梅加工場に細菌や成分の品質検査、梅干し製造などの届け出、パックのラベル作成などを依頼。JAも「子どもたちが大人に代わって梅産地をアピールしてくれることはうれしい」と快諾し、無償で協力した。
 宣伝活動は22日の夕方、京都の新京極商店街の「ろっくんプラザ」で行った。児童は「田辺市上芳養の梅です」「酸っぱいですが、水で一晩漬けると食べやすくなります」などと道行く人に懸命に声をかけながら梅干しを配った。

通行人に声をかけて梅干しを配布

 配布を終えて、平見智哉くんは「梅干しを喜んで受け取ってくれる人もいれば『結構です』と断る人も。このことは社会に出たときの良い経験になると思う」、中平真世さんは「最初は緊張しましたが、思い切って声をかけてみると『ありがとう』と笑顔で握手までしていただいたお客さんもいてうれしかった」と感想を述べた。
 担任の森下夢先生は「貴重な経験でとても勉強になったと思います。地域や家族が作る梅に対して、これまで以上に興味と誇りを持ってくれたら」と話している。

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