JA紀南広報誌

2011年7月号p05-01

きずな  

代表理事組合長 中家 徹
組合員加入をさらに推進  

 5月の連休明けから各地区48会場で地区懇談会を開催し、22年度の事業報告や23年度計画、そして、改訂した地域農業振興・再生計画についてご説明申し上げ、いろいろとご意見をいただきました。
 それらにつきましては抜粋して本誌でも紹介しているところですが、22年度報告の中で特筆すべきは、組合員の加入運動を展開し、約1万人の方々がJA紀南の組合員として加入いただいたことであります。何といっても協同組合を構成しているのは組合員であり、その動向は常に注視しなければなりません。
 22年度から組合員のメリットを明確にするため、組合員の皆さんに〝クミカ〟を持っていただき、JA事業利用に応じてポイントが貯まる総合ポイント制度をスタートさせました。
 そして、Aコープの利用者の皆さんを中心に組合員への加入を推進した結果、多くの皆さんに加入いただいたところで、この運動は23年度も引き続き展開してまいります。
 組合員加入を推進する理由は2点あります。第一は、JA事業の利用者は組合員が中心であるということです。
 JAはご承知のように、組合員の協同活動であり組合員のための事業活動を展開し、組合員が利用するのが原則であります。
 しかし、Aコープや給油所など事業によっては組合員以外の方々も多く利用されており、その方々に組合員になっていただく必要があります。今年度も全職員あげて、引き続き加入運動を展開しますのでよろしくお願いいたします。
 第二は組織基盤の強化ということであります。JAの組織基盤は何といっても組合員でありますが、その基盤が大きく変化しており、弱体化はJAにとっては致命傷であります。
 JAの組合員は農家組合員(正組合員)と非農家組合員(准組合員)に大きく分かれ、全国的な傾向として、正組合員が減少して、准組合員が増加するという状況が続いていますが、JA紀南も埒外ではありません。
 合併して8年目に入りましたが、正組合員は高齢化とともに年々減少しており、農家、農村を基盤とするJAにあってこのような傾向は憂慮すべき事態であります。昨年度多くの皆さんにご加入いたき、量的に拡大したことは大変喜ばしいことですが、大半が准組合員であり、一方では正組合員を増加させることも重要であります。
 以前は一戸に一人の組合員というかたちになっていましたが、現在は「戸から個へ」ということで、一戸で何人も組合員になっていただいています。
 農家の女性の皆さん、後継者の皆さん、こぞって組合員に加入いただき、〝クミカ〟を有効活用いただくとともにJA運営に積極的な参画をお願いいたします。

福島の被災市場を訪問  

 JA紀南管内の農産物を扱っていただいている市場の中に東日本大震災で被災された市場があり、5月18、19日と、福島県の2市場を訪問し、生産者の想いを伝え、お見舞を申し上げてきました。
 まだまだ生々しい地震や津波の爪跡が残っており、「ガンバレ○○○」というポスターがあちこちに見られました。
 市場の皆さんからいろいろと話を聞く中であらためて、悲惨な状況を痛感し、胸を痛めました。特に地震、津波の被害は甚大でありますが、何よりもやっかいなのが原発事故であり、風評被害はもちもん、いつ収束するのか全く分からず、すべてに見通しが立たないとのことです。
 このような状況を聞くにつけ、我々が元気を出して頑張り長期的な視点にたった支援の必要性を感じました。
 市場の社長は、「この地震で全社員が危機感を持ち、何とかしなければと社内の雰囲気も一転した。どれだけ嘆いても始まらない。とにかく前向きに取り組んで行くので、紀南の農産物をどんどん送ってほしい」と話されました。
 社長の力強い話を聞き、一安心するとともに逆に元気をもらった感じで、一日も早い復興を願わずにいられませんでした。
 ガンバレ東北、ガンバレ日本、そしてガンバレ紀南!

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