JA紀南広報誌

2011年6月号p24-01

健康百科 第62回  

ハチに刺されたら  

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 ハチに刺されると、刺された部位に、赤み、腫れ、痛みなどの症状が起こりますが、一部の人には全身症状が起こることがあります。全身症状には、「全身のじんましん」「顔面の腫れ」「吐き気」「嘔吐」「動悸」などがありますが、重症になると「呼吸困難」に陥り、さらに「顔面蒼白」「意識障害」などのショック症状が起こります。このような症状が出たらすぐ受診することが必要です。
 なぜ全身症状が起きるかというと、ハチの毒に対する抗体ができ、これがハチの毒と反応してアレルギー反応を起こすのです。何度も刺されると抗体がたくさん作られ、ショックを起こしやすくなります。ハチの中ではスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ類がアレルギーを起こしやすいといわれています。
 ハチに刺されたときは、まず刺されたところを見て、皮膚に針が残っている場合は、針を抜きます。セロハンテープがあれば、患部に貼ってはがすと、針が抜けます。ハチの毒は水に溶けやすいので、刺されたところをつまみ絞り出すようにして水で洗い流します。
 ハチに刺されないためには、農作業のときや山などに行くときは、厚手で白い帽子をかぶり、白い長袖の服を着て、肌の露出をできるだけ少なくします。特にスズメバチは黒いものを攻撃する性質があるので、黒い服や髪が狙われます。
 香水など匂いのするものはハチを引き付けますので、付けないようにします。ジュースなど甘いものがハチを引き付けることがあります。巣の近くのハチの領域に侵入すると、群れに襲われて、たくさんのハチに刺されることがあります。ハチの巣やハチの飛んでいるところには近づかないことが大切です。

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