JA紀南広報誌

2011年6月号p12-02

水稲  

○生育初期
 田植え後から活着まではやや深水管理(4~5㌢)を行う。活着後は除草剤処理後の3~4日を除き、1~2㌢の浅水管理を行う。また、分けつを促進するため4~5日に1回程度の水を入れ替える。

○ガス抜き
 分けつの不揃い、または葉色が落ちてきた場合、肥切れと思い追肥する前にガスが沸いていないかをまず確認し、足元からブクブク泡が出てくる場合は水を落として(水便利の良い場合)ガス抜きを行う。(根が再び活性化して生育が戻る)

○生育中期(中干しの開始)
 中干しは、分けつ数が目標穂数の80%程度(1株茎数16~17本程度)を確保できたら開始する。幼穂形成期(出穂25日前まで)に田面に小さな亀裂が入る程度を目途に行う。
 有効分けつ決定期から幼穂形成期は、無効茎の発生や下位節間が伸長しやすい時期である。このため、①根の発達と健全化の促進②肥効の調整③倒伏の軽減――等を目的とした中干しが必須の管理となる。

◆病害虫・雑草防除

○雑草防除
 初期処理剤を使用して残り草が多い場合、田植え後15日~ノビエ3・5葉期まではサンパンチ1キロ粒剤、30~50日後まではグラスジンMナトリウム(粒)を落水散布する。また、ノビエなどのイネ科雑草発生園ではクリンチャーバスME液剤が効果的である。ただし30度以上の高温時には使用しない。

○葉いもち病
 葉いもち病は、日照不足・長雨などの条件により山間部や谷間などで発生しやすい。カスラブサイドゾル(1000倍・14日前まで・5回以内)で防除する。なお田植え後の残り苗はいもち病の発生源になるため早めに処分する。
(三栖谷営農室・田中大介)

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