JA紀南広報誌

2011年12月号p24-01

健康百科 第68回  

冬の手荒れ予防  

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 寒くなると湿度も下がり、空気が乾燥するため、皮膚も乾燥し、皮膚の一番外側にある角層が障害されやすくなります。こうしたところに、炊事や洗濯などの水を使う仕事が加わると、余計に手荒れが起こりやすくなります。
 症状の現れ方は、まず手がかさかさして乾燥します。その後、赤みが出て炎症が起き、湿疹やかゆみを伴うようになります。炎症が強くなると、ひび割れが起き、時には手を使う仕事ができないほどの痛みが出てきます。
 手荒れの予防には、まず皮膚に対する刺激をできるだけ避けることです。食器洗いや洗濯などの水仕事をするときは、洗剤などの刺激物に直接触れないようにします。また冬場に、お湯などで食器洗いをすると、皮膚の表面を覆っている皮脂が流されて、皮膚が乾燥しやすくなります。
 そのため、水仕事の際はゴム手袋を着けて行うようにします。皮膚の弱い人の場合は、ゴム手袋だけではかぶれを起こすこともあるので、木綿の手袋の上にゴム手袋をすることをお勧めします。
 手を使った後は、きちんとケアをすることが大事です。水で濡れた手をそのままにしておくと、手が乾くときに、角層の水分も蒸発してしまうため、皮膚が乾燥してしまいます。水仕事後の濡れた手は、きちんと水分を拭き取るようにしてください。また、その後すぐ、保湿剤を塗っておくようにしましょう。
 主な保湿剤には、油性のワセリンや尿素入りのクリーム、乳液などがあります。よく手荒れを起こす人は、寒くなる前に予防のために水仕事の後や入浴後などに小まめに塗っておくとよいでしょう。

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