JA紀南広報誌

2011年12月号p10-02

 

◆整枝・剪定  

 11月に続き、整枝・剪定の時期となる。12月中旬ごろになると自発休眠が完了して発根が始まり、蕾が膨らみ始める。剪定が遅れると不要な枝にまで開花準備への養分が使われ、貯蔵養分がムダに消耗されることになる。

◆土づくり  

 梅は好石灰植物であり石灰の消耗が早いため、土壌分析などで過剰と診断されていない限りは基準量に従って施用する。
 また、近年の夏期の干ばつに耐えうる樹園地づくりのために、草刈での敷き草やワラ等有機マルチの施用も重要である。樹体が乾燥や成り疲れによって低下している場合はタコツボ深耕を行い、新根の発生を促すことも有効な方法である。

◆病害虫防除  

○カイガラムシ類
 カイガラムシ類が発生するとその排泄物や分泌物等を栄養源として、こうやく病を生じさせる場合がある。防除は、孵化抑制などを目的として、12月上旬に石灰硫黄合剤(10~15倍・発芽前)散布する。
 なお、硫黄系の薬剤に弱い「皆平早生」などの在来種には散布を控える。また、かいよう病でICボルドーを使用している園では、2週間以上の散布間隔を空けるようにする。
   (大辺路営農室・那須弘康)

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