JA紀南広報誌

2010年7月号p27-01

「全国の農業を見たい」  

神奈川の内田さんが紀南へ  

本場の梅に感動する内田さん

 全国の農業を直に見てみたい――。自転車で日本一周を目指す神奈川県厚木市の内田泰之さんが、5月14日から19日まで紀南管内を訪れ、晩柑の収穫や旬を迎えた紀州梅の作業を体験しました。1年間かけて各地の農業を見て回るそうです。
 内田さんは非農家ですが、明治大学農学部で農業を学んでいくうち興味を抱き、将来は就農を目指している青年です。日本各地の農業や農村の風景に触れようと、在学時から自転車での旅を計画。大学を卒業して1年間は旅の資金づくりのために働き、今年の4月28日、実家を出発しました。
 神奈川県から西のコースをとり、まず静岡県で茶摘みを体験しました。大学では農業経済を学び、農業が置かれている現状や課題、経営のポイントなどを学んだ内田さんですが、大学での講義と、実際に現場を見て体験することはまるで違うと実感したそうです。
 紀南に訪れた内田さんは、初めて見る紀州梅を見て「さすが本場の梅。種類の多さや栽培の維持管理などの大変さも少し分かった」と感想を語りました。
 移動中は基本的に野宿し、米を飯盒で炊いて食べるとのこと。重さ約60㌔の荷物とともに走るため、パンクやブレーキの故障などもしばしばですが、全国の農業に触れられる喜びを思うと、自転車での苦労は感じないそうです。
 将来は野菜と米を栽培し、味噌やしょう油の加工にも挑戦したい内田さん。「心が豊かになれる職業が農業だと思う。日本を一周したときには、体力的・精神的にも鍛えられていると思うので、その勢いで農業に突入したい」と話しています。

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