JA紀南広報誌

2010年7月号p24-01

健康百科第51回  

家庭での食中毒予防  

 家庭での食中毒で注意が必要な食品としては、「卵、肉類、魚介類」などの生鮮食材や、家庭で作る「おにぎり、弁当類」などが挙げられます。
 生卵につきやすい食中毒の細菌は「サルモネラ菌」です。卵は購入したらすぐ冷蔵庫に入れて保存し、賞味期限内に食べ切るようにしてください。
 一方、肉類につきやすい食中毒の細菌は「カンピロバクター」です。特に鶏肉に多く見られます。調理の際の加熱が不十分だったり、包丁などの調理器具を介して、肉についていた細菌がほかの食品にうつったために起こります。肉類を調理する際には、中までしっかり火を通すと同時に、使用した調理器具は、よく洗って熱湯消毒することが大切です。
 夏に取れた魚介類は「腸炎ビブリオ」に汚染されていることがよくあります。腸炎ビブリオは海水にすむ細菌です。この細菌は真水には弱いので、魚介類は調理の前に水洗いします。また熱を通せば殺菌できるので、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い人は、生の魚は避けて煮るか焼いた方が無難です。
 おにぎりでは、主に「黄色ブドウ球菌」による食中毒が問題になります。黄色ブドウ球菌は、もともと人の粘膜や皮膚についている細菌です。予防するには、調理のときに手をよく洗うこと、手に傷がある場合は、そこに細菌がついていることが多いので、調理用手袋を使うようにします。おにぎりを作るときは、ご飯をラップに包むようにして握るとよいでしょう。

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