JA紀南広報誌

2010年7月号p15-01

くらしとお金 その⑬  

 今回から「住宅資金」のお話をさせていただくことになりました、ローンセンターの三栖芳正です。どうぞよろしくお願いします。

 「住宅ローンはいくら借りれますか?」お客様の相談の多くはこの質問から始まります。
 住宅購入は一生で一番高い買い物であるといわれますから、しっかり計画を立てたいですね。人生には住宅資金以外にも、生活資金はもちろん、教育資金や老後資金のように、計画的に準備しておかなければならない資金があります。
 夢のマイホームを考えるとき、とかく住宅資金だけに目が行きがちですが、将来後悔しないためにも、判断基準をしっかり持ち、慎重に吟味することが大切です。
 ライフプランをきちんと考えて、購入時期を検討し、無理のない資金計画を立てましょう。
 今回は、住宅ローンのポイントについて、いくつかお話させていただきます。

住宅ローンのポイント  

《金利タイプ》
 住宅ローンの利息は、当然ながら返済が終わるまでずっとかかってきます。それも365日、土日も休まずです。とすると、金利は一番低いものを選べばいいと思うかも知れませんが、よく考えて決めることが大切です。
 住宅ローンの金利には大きく分けて次のような3種類のタイプがあるからです。

【固定金利選択型】
 一定の固定金利特約期間中(3・5・10年)は、固定金利が適用されるタイプです。
 固定金利特約期間終了後は、お客様の申し出により、再び固定金利を選択することができます。お申し出がない場合は、自動的に変動金利に移行します。
○ メリット
・ 一定期間の返済額を確定することができる。
▲ デメリット
・ 借入時に固定金利特約期間終了後の返済額が確定されず、固定金利特約期間終了時点での金利が適用されるので、金利上昇時には返済額が増える。

【変動金利型】
 市中の金利動向に応じて、年2回金利の見直しを行うタイプです。
○ メリット
・ 借入時に将来の返済額が確定されないが、将来金利が低下した場合は、返済額が減る。
▲ デメリット
・ 借入時に将来の返済額が確定されないので、将来金利が上昇した場合、返済額が増える(但し上限として1.25倍が限度)。

【全期間固定金利型】
 全期間にわたって固定金利が適用されるタイプです。お借入れ時点で、最終返済日までの返済額が確定します。
○ メリット
・ 借入時に返済期間全体の返済額を確定することができるので、低金利時に借りると、将来にわたり低金利に基づく返済額を確定することができる。
▲ デメリット
・ 高金利時に借りると、将来にわたり高金利に基づく返済額を負担しなければならない。

《自己資金割合を高める》
 あくまでも目安ですが、頭金は購入物件の2割程度の準備をお薦めします。
 例えば、3,000万円の物件であれば600万円です。この頭金を用意出来るのと出来ないのとでは、今後の利息支払いで、かなり差がついてしまいます。可能であれば、ご両親からの贈与・借入れ等、自己資金割合を高める方法を検討しましょう。

《返済比率を抑える》
 返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合のことですが、目安は15~25%です。
 返済比率が高くなると、将来の支出が増えてきた時にお金が回らない等の影響が出てしまう可能性があります。無理のない返済額の目安は把握しておきましょう。

住宅ローン手続きの流れ  

 家計面から見て安全な資金計画で購入できる物件が見つかったら、契約の手続きに移ります。そのなかで特に住宅ローンについての手続きの流れを確認しておきましょう。

  1.  借入相談(事前審査申込み)
  2.  不動産・工事請負業者との契約
  3.  住宅ローン正式申込み
  4.  住宅ローン契約
  5.  建物完成・引渡し入居
  6.  抵当権の設定
  7.  融資の実行

※申込内容により手続きの流れが異なる場合もあります。

 次回は住宅ローンの手続きの流れについて、細かく見ていきましょう。

ローンセンター
    ファイナンシャル・プランナー 三栖芳正

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