JA紀南広報誌

2010年7月号p13-02

花き  

◆花き土壌消毒

 土壌消毒には、太陽熱消毒、薬剤処理の方法等がある。又、萎凋細菌病や疫病など重度の土壌病害がある圃場では、熱水・蒸気の消毒機器使用をお勧めする。処理に要する期間や費用面・効果を考慮し、自園地の条件にあった方法を選ぶ。

○太陽熱消毒
 梅雨明け頃から8月にかけて1ヶ月以上の処理を行う。
【方法・手順】
①石灰チッ素100㌔をできるだけ深く均一にすきこむ。
②灌水チューブ等で灌水し耕運する。
③畝幅60~70㌢の小畝を立てる。
④畝間に水を流し込む。
⑤土壌をビニールで被覆しハウスを密閉し、できるだけ長期間(1カ月以上)置く。露地の場合は被覆したビニールの上に20~30㌢の空間を持たせ2重被覆を行う。

○熱水消毒
 熱水消毒は、85~95度の熱水を散水チューブで、土壌に浸透させる土壌消毒方法で、地中30~40㌢の深さまで効果が及ぶ。
①毎分70㍑以上の水を供給できる水源が必要。
②土壌への浸透性の悪い園地では効果が出にくい。
③傾斜地は効果にムラが出る。
④土壌は高温となり危険なため処理後1日以上は処理区間に入らない。

○蒸気消毒
 蒸気消毒は、120度前後の高温の蒸気をトンネル内に放出する土壌消毒法で、充満した蒸気が地中20~30㌢に浸透し、殺菌する。
①消毒前は土壌を乾燥させておく。
②処理後、土壌中のチッ素、リン酸、カリが可溶化し、土壌が肥沃化するため、元肥の施用には十分注意する。
※熱水・蒸気消毒機は、高温の熱水や蒸気を利用するため使用には充分注意するとともに、条件等により使用が制限される場合がある。希望者は支所営農指導員に相談して欲しい。

○土壌消毒後の堆肥投入
 土壌消毒後の管理は「病原菌を入れない、増やさない」対策が最も重要だ。10㌃当たりバーク堆肥を3~5㌧、又はもみがら堆肥3~5㌧を投入する。

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