JA紀南広報誌

2010年7月号p13-01

水稲  

◆病害虫防除

○いもち病
 いもち病は、曇天・日照不足・やや低温・高湿度等の条件で感染しやすく、20度くらいから活動を始め、25~28度で湿度が多いときに増植しやすい。発生時期や発生部位によって、葉いもち病や穂いもち病などに分けられる。特に穂いもち病に感染すると収量や品質が著しく低下するので注意する。出穂時に感染するため、出穂直前の防除が重要である。防除薬剤は、カスラブサイドゾル(1000倍・穂揃い期まで・2回以内)で防除する。

○紋枯病
 前年の菌核が越冬し、代かきと共に浮かび、苗に付着して発芽進入する。高温多湿を好み、7月上旬頃からは葉にだ円形の病班を形成する。特に過繁茂やチッソ過多により発生が多くなる。防除薬剤は・モンカット水和剤(1000倍・収穫14日前まで・3回以内)で防除する。

○その他害虫
 コブノメイガ・ウンカ類・ツマグロヨコバイ等の害虫は、MR. ジョーカーEW(2000倍・収穫14日前まで・2回以内)で防除する。

○カメムシ類
 乳熟期にカメムシ類の吸害を受けると斑点米となるので注意する。防除薬剤は、スタークル顆粒水溶剤(2000倍・収穫7日前まで・3回以内)で防除する。

○ウンカ類
 坪枯れの原因となり昨年、大発生したトビイロウンカは1株あたり5頭以上を確認したら、早期に防除する。また、本虫は株元に生息するので、薬剤が株元に十分掛かるように散布する。防除薬剤は、スタークル顆粒水溶剤(3000倍・収穫7日前まで・3回以内)で防除する。

○粒剤一貫防除
 粒剤は薬剤散布とは違い、効果が出るまで一週間程度かかるので早い目に散布する。防除薬剤は、7月上~中旬のコブノメイガ・ウンカ類にはアプロードパダン粒剤(10㌃当たり3~4㌔・収穫30日前まで・4回以内)で、いもち病にはフジワン粒剤(10㌃当たり3~5㌔・出穂10~30日前まで・1回)で、紋枯病にはモンカット粒剤(10㌃当たり3~4㌔・出穂30~10日前 但し収穫45日前まで・3回以内)で防除する。7月下旬~8月上旬のウンカ類・カメムシ類・ニカメイチュウにはスタークル粒剤(10㌃当たり3㌔・収穫7日前まで・3回以内)で防除する。

◆追肥
 元肥に省力タイプを施用している場合は、追肥は行わない。

○一般品種の場合
 NK化成を使用する場合は、1回目は出穂20日前と出穂10日前に10㌃当たり15㌔を施用する。穂肥一発550を使用する場合は、出穂20日前に10㌃当たり20~25㌔を施用する。

○コシヒカリの場合
 NK化成を使用する場合は、1回目は出穂20日前と出穂10前に10㌃当たり10㌔を施用する。穂肥一発550を施用する場合は、出穂20日前に10㌃当たり15㌔を施用する。(大辺路営農室・佐藤健一)

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