JA紀南広報誌

2010年7月号p12-02

 

◆お礼肥の施用

 梅のお礼肥は、成り疲れによる樹勢回復と、翌年に向けての貯蔵養分の蓄積のために重要な施肥となる。
 梅雨が明けてしまうと施用した肥料が十分吸収されない場合があるので、収穫前後のできるだけ水分のある時期に施用しよう。
 施肥量は、10㌃当たり、FTE入り梅スモモペレットを100~140㌔、梅有機化成特A805を80~100㌔を基準に、今年の収量・樹勢を見て施用しよう。

◆夏季剪定

 夏季剪定は、樹冠内部へ光を入れることで結果枝の枯れ込みを防ぐ。樹勢の強い木や樹齢の若い木では、樹冠内部から直立した徒長枝を整理する。ただし、切りすぎには注意する。

◆病害虫防除

○環紋葉枯れ病
 近年、収穫前に発生する園も見られる。生育期の低温・多湿条件で発病が助長される。園地の通風改善を図る。症状は葉に輪紋を生じ、せん孔することがある。発病した葉は落葉しやすい。防除薬剤はトップジンM水和剤(1500倍・21日前まで・3回以内)を散布する。

○アメリカシロヒトリ
 近年、梅園地において被害が拡大傾向にある。特に6月に発生した園では、7月下旬~8月上旬(第2世代幼虫)の発生に注意する。若齢幼虫は集団で生活しており、天幕を形成しているので発見次第捕殺する。薬剤防除の場合は、残効性のあるマブリック水和剤(4000倍・21日前まで・2回以内・ケムシ類で登録)が有効である。
(三栖谷営農室・原大輔)

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