JA紀南広報誌

2010年7月号p04-01

若年層に梅の加工を提案  

「味の素」とタイアップ
全国のスーパーで展開  

店頭でアピールする中家組合長と味の素の仙波氏(6月1日、Aコープ紀南COOK GARDEN)

 「南高」が本格的にスタートした6月から、JA紀南は大手食品会社の味の素(本社・東京都)とタイアップして、「こだわりの梅で作る梅漬けと梅酒企画」を全国のスーパーで展開した。若年層をターゲットにした大手企業との取り組みに、JAは「将来的にも新たな消費者を獲得するチャンス」と期待している。

 JA紀南の青梅出荷量(市場・業務用含む)は日本一だが、さらに消費を拡大したいJAと、家庭で簡単に作れる梅漬けを提案する味の素の狙いが合致。取り組みは、梅加工の未経験者や若年層をターゲットにした需要の掘り起こしが目的だ。
 味の素のタイアップ商品は、国産100%の塩「瀬戸のほんじお」とカロリーを抑えた甘味料の「パルスイート」。店頭に南高梅と並べて展示し、トップボードやリーフレットも配置して梅干しと梅酒作りを前面にアピールした。
 JA紀南の青梅を取り扱う店舗が全国に約3千店ある中、今年は東北地方や名古屋などのスーパー約300店舗で取り組んだほか、梅シーズン中は関東や関西、中京など約40カ所のスーパーでPRするJAの「梅宣伝隊」も、今回の企画を消費者に直接呼びかけた。来年以降も、実施店舗数を拡大していく予定にしている。
 味の素㈱調味料部の仙波正大さんは、「梅を漬ける習慣が若年層で少なくなっている中、安全・安心の梅漬けを提案し、次世代につなげたい。今回初めての企画で課題も見えるだろうが、永続的に取り組んでいきたい」と話す。
 中家徹組合長は、「梅の消費が減少している要因は、家庭で梅を作る人が減ってきていること。若い世代を中心に、梅干しや梅酒の手作りの良さをアピールしたい」と話している。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional