JA紀南広報誌

2010年5月号p23-02

編 集 記  

■短気で飽きっぽい自分の内面を少し変え、文章の表現力も高めようと、思いたって苦手な読書を始めることにした。本屋へ行き、文庫本の棚を見ていた時にふとひらめく。何事にも形から入る私には文庫本ではなく、ハードカバーにするべきだと。適当に本を選び、寝る前に読書ができるようにと枕元に置くことにした。しかし、読書の苦手な私にとってハードカバーの本は敷居が高く、分厚い本を見ると読む気がそがれてしまう。2カ月余りの日が過ぎてその本は埃をかぶることになったが、あまりにも退屈な日があり、その本を読み始めた。すると意外とおもしろく、読書の楽しさを感じることができた。苦手なことに挑戦する大切さも学んだ。何より、ハードカバーを読んだことで私の内面も変わったに違いない。(栗栖)

■年度の変わり目のこの時期、初心者マークを貼った車をよく見かける。ぎこちなく慎重すぎるほどの運転を見ていると、自分もそうだったことを思い出す。〝10時10分〟の位置でハンドルをしっかり握りしめ、周りを慎重に見ながらスピードも控える。初めは楽しく新鮮な気持ちだったが、次第に慣れてくるとタイヤを溝に落としたり、車体を傷つけたりとミスが続出したものだ。4月1日、JA紀南に26人のフレッシュマンが入組した。期待と不安が入り混ざったその表情もまた、かつての自分と重なる。何事も経験を積むことで自信がつくもの。しかし同時におごりや油断が生じることはないだろうか。今は車の運転も自分の表情も新鮮さはないが、自戒の意味を込め心の中には常に初心者マークを貼って行動したい。「初心忘るべからず」だ。(竹内)

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