JA紀南広報誌

2010年3月号p21-02

家庭菜園 第71回  

ネギの種まき、苗作り  

 晩秋から冬期にかけて収穫し、鍋物やすき焼きなど用途の広い根深ネギや葉ネギは、お彼岸のころが露地苗圃での種まきの適期です。
 畑は半月以上前に、元肥として完熟堆肥と油かす、化成肥料(酸性土壌なら事前に石灰も)を全面にばらまいて15~20㌢の深さによく耕しておきます。
 ネギ苗作りで大切なことは、①そろいよく発芽させること②除草を怠らないこと③間引いて苗を適正な間隔にすること④肥切れさせないこと⑤病害虫防除を怠らないことです。
 そろいよく発芽させるには、まず、くわを何回も前後させて底面が均平になるよう、まき溝を入念に作ります。種は厚薄なく平らにまき、覆土(1~1・5㌢厚)したら、くわの背で軽く鎮圧します。その上を2~3㌢の長さに切断したわらで覆い、防寒と降雨から幼苗を保護します。もみ殻薫炭も良い材料です。
 ネギの初期生育は遅いのですが、雑草は急にはびこるので、除草は遅れないよう徹底しましょう。
 草丈6~7㌢のころから、伸びるにつれて2~3回間引きし、最終株間を3㌢内外にします。その間、3回ほど条間に化成肥料、有機配合肥料などを追肥し、軽く中耕しておきます。
 一方、セル成型育苗は、間隔がきちんとしているので、苗はよくそろいます。さらに植えつけの際の断根がないので、活着が良いという利点があります。
 成功のポイントは、①セル育苗用として配合された専用の土を用いること②かん水を上手に(晴天なら1日に2~3回、周辺部を多めに)行う③1穴に3本立てるよう間引く④植えつけ前1~2時間にたっぷりかん水して苗を抜きやすくしておくことなどです。
 図は通常のセルトレイを用いた方法ですが、ネギ専用の定植機を使用するペーパーポット方式が専業農家では多く用いられています。経済栽培の場合には、JAでこの方法の指導を受けられるのが得策です。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional