JA紀南広報誌

2010年3月号p16-02

コラム  

健康と梅干し  

 最近、健康について考えるようになってきた。40歳ごろまでは健康なんて他人事のように思っていたが、45歳を過ぎて老眼の気が出始め、新聞や仕事上での書類などが見にくくなり始めた。目には自信があっただけにショックで、もう年かなあと感じ、寂しくなったものである。
 毎年健康診断を受診しているが、結果にも心配になる要素が出てきた。コレステロール値である。数値が平準値よりも高く、運動や食事に気をつけ3カ月後に再検査との記述。またまたショックだ。日ごろ野菜中心の食事を心がけているので運動不足が原因だろうか。
 そういえば年をとるにつれて体を動かすことがめっきり少なくなった。平日はデスクワークが多く、休日といえば家でぶらぶらすることが多い。これではコレステロール値が上がっても無理もない。
 しかしながら、食事にしてもおいしいものも食べたいし、お酒も好きな方なので毎日晩酌もしたい。ウォーキングを何回か試したこともあるが長続きしない…。こんなことでは健康管理どころではない。
 しかし、生活習慣病とされる、癌、心疾患、脳血管障害は、日本人の死因の6割がこれらによって占められている。他人事ではない。健康はひとつの要素で成り立つものではないが、第一に考えるとすれば食生活であろう。
 健康食品といえばいろいろあるが身近にあるのが「梅」である。梅は日本の歴史上でもたびたび登場するほどで昔から体に良いとされてきた。疲労回復、抗酸化作用、血液改善、風邪予防、肝機能亢進、胃を守る効果等他にも計り知れない効用があるとされる。
 人間の体にとっては助けの神である。梅干しは今では食品扱いだが、最初は薬用として長く使われていた。平安中期頃の書物に都で疫病が流行したときに時の天皇、村上天皇が梅によって人々を救い、自身も梅干しと昆布入りのお茶を飲んで病気を治したとある。
 これは有名な言い伝えである。その年が申年であったため昔から「申年の梅は縁起が良い」と言われ重宝されてきた。梅干しの効用は医学的にも立証されてきた。
 昨今、不況等々で梅の売れ行きも厳しい状況にある。再度健康食品という観点から梅の効用をもっと見直し、まず「地産地消」で地元から食することが大切ではないか。(加工部原料課・坂上篤弘)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional