JA紀南広報誌

2010年3月号p16-01

広報ニュース NO.23  

千里の道も一歩から
地産地消でデフレを吹き飛ばそう  

 デフレ不況が続き、明るい兆しが見通せない中では、家計を節約しよう、貯金して将来に備えようという気持ちになります。冷え込む消費者心理を何とか盛り上げようと行われる安売りや値下げ合戦。これが巡りめぐって、働く者の賃金を押し下げ、さらに消費を冷やします。
 こうした現象をデフレ・スパイラルと呼ぶそうですが、この「値下げの悪循環」による農畜産物の価格低迷が、営農コストの高止まりとあいまって、農家経営へのダブルパンチとなっています。
 原油や肥料・飼料原料など生産資材価格高騰を受けて、JAグループは、マスコミ等への働きかけや広報活動を通じ、消費者や小売業界に対し、「小売価格の引き上げにご理解をいただきたい」と働きかけています。自らの経営努力だけでは対処しきれないコスト増を、共に支えていただきたいとのメッセージです。
 しかし、こうした訴えだけで十分でしょうか。農家を支える必要性を考えてもらうきっかけをどう作って、「国産を選ぶ」行動にどうやってつなげてもらうか。何かいい知恵はないものでしょうか。
 地産地消は、地域農業の役割を身近にPRする最大の切り札です。JAファーマーズマーケットや学校給食を通じて、地場産農畜産物の新鮮さや安心さを味わう。食農教育や市民農園で、大地に触れる心地よさを分かち合う。地域の農業が頑張っている姿は、田畑の夏の緑や秋の黄色を通じて人々の目を和ませます。
 農業の大切さを身近に感じてもらうことが、農業への共感と、「国産を選んで支える」消費者の支援が広がる近道と言えるのではないでしょうか。私たちは、全国のJAとともに、こうした「地産地消」の輪を、皆さんとともに拡げていきます。

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