JA紀南広報誌

2010年12月号p21-02

編集記  

■本誌の取材と称して「熊野古道癒しの里~近露まるかじり体験~」や「全国あゆ1グルメグランプリin南紀ひきがわ」を満喫させてもらった。そこで出会った地元の方々のパワーにビックリ。軒下に料理を並べて大声で客を呼び寄せたり、テント内をところ狭しと動き回って料理を作る勢いに、「地域活性化をしなくても元気なのでは?」とさえ思うほど。また先日、日頃ほとんどお酒を飲まずアルコールに弱い私も、田辺の市街地を飲み歩く「南紀うめぇバル」というイベントに友人に誘われ、渋々飲み屋街へ出かけた。すると、焼き肉や焼き鳥、寿司などと一緒にビールを堪能でき、非常に楽しいひとときを過ごすことができた。そこでも店員やイベントスタッフの活力に触れて、紀南地域の力強さを感じた。私もそのパワーを見習わなければ。(栗栖)

■EPAにFTA、APEC――。どれも貿易や経済に関する協定・枠組みを表す略語だが、今話題のTPPはこれまでとは大きく意味合いが異なる。TPP、日本語で環太平洋戦略的経済連携協定。例外なき関税撤廃が原則のもと、参加国と自由貿易が行えるというもので、もしこれに日本が参加すると、最も打撃を受けるのが農業など第1次産業だといわれている。背景には米国や豪州といった農業大国の参加があり、関税なしでは国産農産物は到底太刀打ちできない。先進国でダントツに低い日本の食料自給率は? 食の安全性はどうなる? 農産物を生産するだけでなく、日本の食を支え、景観、文化、人々の命を守ってきた農業。経済発展のためだけに切り捨てられることは決してあってはならず、消費者までも巻き込んだ世論を形成していくべきだろう。今後の動向に注視していきたい。 (竹内)

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