JA紀南広報誌

2010年12月号p20-02

コラム  

架け橋  

 紀菜柑がオープンして早いものでもうすぐ4年。各地域からその特性のある農産物や加工品、民芸品が出荷されています。
 私は店が開店し全ての出荷物が揃ったとき、店内を一周してお客様目線に立って売り場に並んだ農産物を見ます。それでも勉強不足でお客様から食べ方等の質問があると、慌てて生産者の方にお尋ねすることもしばしば。小さい頃に母が作ってくれた野菜料理を何でも食べておけばと今更ながらに思うのであります。
 紀菜柑では定期的にお客様にアンケートをとっています。その中でうれしいのは、「新鮮である」「安心だ」という意見が9割以上という評価をいただいていることです。反面「生産者と話ができて楽しいか?」の問いには、5割の方に評価をいただいておりません。今後は生産者の皆様に対面販売等で、もっとお客様とのふれあいの機会を増やしたいと考えます。
 また、食べたことのない農産物が出荷されたら、すぐ購入していろんな調理を試作してお客様に応えられるようにするスタッフや、ちょっとした意見を全て伝えてくれるスタッフがいます。従業員の対応について「良い」と答えた方は9割以上あります。
 ないにこしたことはないのですがクレームもあります。内容は様々ですが、直接お客様からお聞きするのはまずスタッフで、その時は本当に申し訳ないという気持ちで対応しています。
 逆にお客様から「この前買った果物が本当においしかった」「送り先から喜んでいただきまた同じ品物を送って」「この方の花がいいので注文したい」等お褒めの言葉もたくさんお聞きします。その時はスタッフも自分が作った物であるが如くうれしそうに報告してくれ、それを生産者の方に伝えます。
 お客様からは、新鮮さや安心、安全であることはもちろん、何か珍しいものがないか等、毎日ご要望や質問、ご注文をお受けします。スタッフ一同お客様の声を真摯にお聞きし、そのことを生産者の皆様にお伝えしてお応えさせていただくことが大事と思っています。
 お客様の喜ぶ顔が一番! お客様の喜びがきっと生産者の喜びに変わるから。紀菜柑がそんな架け橋でありたい。(紀菜柑・谷公俊)

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