JA紀南広報誌

2010年12月号p14-03

スモモ  

◆棚の補修
 紀南のスモモ栽培としては、主流となる平棚であるが、スモモ生産量の減少とともに棚の老朽化が進んでいる。JA紀南では、植栽する苗木への半額助成に加え、棚施設・補修資材に50%の助成を行う支援があるので、この機会に補修に取り組んでいただきたい。詳しくは支所担当営農指導員まで。

◆整枝・剪定
 幼木や若木では、主枝を2~3本として棚へ誘引していく。誘引する枝の長さによっては、棚へ届かない場合もあるが、添木補助をして棚へ誘引する。棚へ誘引できれば、風等の影響により枝が折られたりする確率が下がるので計画的な骨格形成ができる。
 成木では、枝の更新が重要なポイントになる。4年枝以降になると着果が低くなってくるため、棚である平面に新しい枝や徒長枝を引きこみ、予備枝を作っていく。着果部位は梅等の体積的な面ではなく、棚への平面面積への着果になるため、できるだけ多くの結実層は誘引し、梨地テープや麻ヒモで固定する。
 品種として大石早生は、年明けに樹液流動が活発化する1月中旬以降までは硬くて折れやすい傾向にあるため、扱いやすい「ソルダム」などから剪定するのも一つの方法である。また、枝の切返し程度は、樹勢や品種により異なるが、主枝、側枝の先端は樹勢維持のため3分の1程度は切返しが必要である。

◆元肥の施用
 スモモの元肥は、大石早生で年間施用量の約6割、ソルダム・サンタローザは年間施用量の約4割を目安に、梅スモモペレットを140㌔、または梅有機化成860を140㌔施用する。ただし、収穫量や土壌分析などを参考に施用量を調節するのも重要である。
(芳養谷営農室・三谷秀彦)

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