JA紀南広報誌

2010年12月号p14-02

 

◆整枝・剪定
 12月中旬ごろになると自発休眠が完了して発根が始まり、蕾が膨らみ始める。近年では、落葉が遅れる傾向にはあるが、木の生理を考えると自発休眠完了までに剪定を終えるのが理想である。剪定が遅れると不要な枝にまで開花準備への養分が使われ、貯蔵養分がムダに消耗されることになる。

◆土づくり
 梅は好石灰植物であり石灰の消耗が早いため、土壌分析などで過剰と診断されていない限りは基準量に従って施用する。
 また、近年の夏期の干ばつに耐えうる樹園地づくりのために、草刈での敷き草やワラ等有機マルチの施用も重要である。樹体が乾燥や成り疲れによって低下している場合は、タコツボ深耕を行い新根の発生を促すことも有効な方法である。

◆病害虫防除
○カイガラムシ類
 カイガラムシ類が発生するとその排泄物や分泌物等を栄養源として、こうやく病を生じさせる場合がある。防除は、孵化抑制などを目的として、12月上旬に石灰硫黄合剤を10~15倍で散布する。
 なお、硫黄系の薬剤に弱い品種「皆平早生」などの在来種には散布をひかえる。また、かいよう病でICボルドーを使用している園では、2週間以上の散布間隔を空けるようにする。

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