JA紀南広報誌

2010年10月号p28-01

健康百科 第54回  

緑内障は早期発見がカギ  

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 緑内障は、眼圧が上昇して視神経が障害され、視野が欠けていく病気で、放っておくと失明につながることがあります。日本では、40歳以上の人の約20人に1人は緑内障があるとされており、中途失明の原因の第1位を占めています。失明を防ぐためにも、緑内障をできるだけ早く発見して、適切な治療を受けることが大切です。
 近視の人などは視神経が障害されやすく、緑内障を発症しやすいといわれています。家族に緑内障の患者さんがいる場合も、いない場合に比べて、緑内障の発症頻度は約2倍になります。
 もともと視神経が障害されやすい人は、眼圧が高くないにもかかわらず、典型的な緑内障を起こす人が多く、それを正常眼圧緑内障と呼んでいます。日本では正常眼圧緑内障が、緑内障全体の約7割を占めているといわれます。
 緑内障を発症しても、最初のうちは自覚症状がほとんどないまま、ゆっくりと進行します。そのため、かなりの人が知らないうちに緑内障になっている恐れがあります。
 自覚症状が現れてくるのは、視神経が障害されて5~10年ほど経って緑内障の中期になってからです。緑内障は、いったん起こった障害は良くなりませんので、視力障害など自覚症状が出る前に早く見つけて、進行をできるだけ食い止めることが必要です。
 そのためには、眼圧検査はもちろん必要ですが、それだけでは不十分で、眼底検査や視野の検査が必要になります。40歳を過ぎたら、年に1回は眼科で検査を受けて、緑内障があるかどうか調べてもらいましょう。

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