JA紀南広報誌

2010年10月号p10-01

高単価での販売を要望  

「高品質なら強気で」と市場
22年産ミカン販売対策会議開く  

 JA紀南は9月7日、田辺市のシティプラザホテルに主要取引市場を招き、平成22年産ミカン販売対策会議を開いた。夏果実全般が不作傾向で、猛暑の影響も重なり高値で推移した中、産地はミカンにおいても高単価を要望。市場は「今年は品質さえ良ければ、従来以上の強気の販売ができる」と期待感を示した

 会議には市場13社、産地側から各地区の生販みかん部会役員、JA役職員、田辺市、上富田町の職員ら合わせて65人が出席。
 市場の情勢報告によると、不況は楽観視できないものの夏秋果実は好調とのこと。「全般に春先の低温による不作に加え猛暑の影響で引き合いが強く、価格が高騰し〝ミニバブル〟の現象が起きた」との報告があった。
 これを受け産地は「最近は不作でもお金がとれない。巻き返しのチャンスでもあるので、1㌔単価220円はほしい」と要望。
 市場は「食味や糖酸度のバランスがよければ、量販店に対して強気で販売できる」とあくまで高品質生産が前提にあることを強調した。中でも紀南のブランドミカン「天」の売り場は確保していると断言。今後も増産するよう産地に求めた。
 県が推奨するオリジナル品種の「ゆら早生」は、バラツキの多さや着色不足、酸高から各市場とも評価はいまひとつ。9月下旬から10月中旬の間で、基準をクリアしたミカンを出荷してほしいとの要望があった。
 早生ミカンの有利販売について生産者は「10月下旬の早生は着色不足の感があるが、同時期の極早生に勝てるのか」と質問。これに対し市場は「こだわる仲買人は極早生よりも食味が良い早生を求める。食味バランスを最優先し着色はその次」とあくまで紀南のメリットである早出しを促した。
 ミカンの裏年の今年、全国の生産予想量が80万㌧を切るとされている中、JA紀南でも極早生が3366㌧と前年の89%、早生は6501㌧の77%。市場販売は「宮本早生」の9月18日から開始する見込みだ。

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