JA紀南広報誌

2009年9月号p20-01

2008年9月号もくじ

「食」「農」「環境」を考える  

 食料自給率とは何か分かりますか。「私たちが食べている食料が、どれくらい日本国内で生産されているかの割合」のことです。
 国内の食料自給率は、昭和40年の73%から50年には54%と短期間で大きく低下。60年以降も低下し、現在では40%の横ばい状態で推移しています。
 このようなことから、食料・農業基本法では、平成22年度までに食料自給率を45%まで引き上げることを目標に定めています。
 一体なぜ食料自給率が低下したのでしょうか。最大の要因は、食生活の変化にあるとされています。
 消費する5割以上が米や畜産物、油脂類で補われていますが、消費内容が時代と共に多様化し、これら3品目の構成比が大きく変化したことが原因として挙げられます。
 昭和40年頃の一人当たりの米の消費量は120㌔でしたが、現在では半分の60㌔となり、畜産物や油脂類が多くなっています。
 私たちの日常の食生活はどうでしょうか。朝食は「ごはん」ですか、「パン」ですか? それとも、朝食は食べていませんか?
 健康面を考えると、サプリメント等よりも、米や野菜を中心としたバランスの良い食生活をすることが一番健康ではないでしょうか。
 また、環境面も考えると、日本では食料の食べ残しや廃棄が非常に多いと言われています。
 皆さんの家庭ではどうでしょうか。食べ物を大切にすることで、無駄な食品の輸入防止にも繋がり、環境問題にも大きく貢献できると思いませんか。
 日本では、年間1千万㌧の食料が廃棄されているそうですが、一人当たりにすると、一日260㌘を廃棄していることになります。
 世界では、約5億人が飢餓や栄養不足で苦しんでいます。現在、世界の人口は約67億人で、年間約8千万人の人口が増加し、今世紀中に世界の人口は100億人を超すと言われています。
 今後ますます飢餓や栄養不足で苦しむ人が増えることを予測されています。食の安全性や国内産にも関心が大変高まっているのは確かですが、生産から消費に関わる私たちが、「食」「農」「環境」の大切さを今一度考えてみませんか。
 これらの身近な話題や問題が、生活情報誌「家の光」に詳しく掲載されています。ご覧になったことがない方はぜひ一度読んでみてください。(事務集中部・小幡博巳)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional