JA紀南広報誌

2009年9月号p07-02

2008年9月号もくじ

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常務(生活本部長) 杉谷 孫司  

「自産自消」のススメ

 自分で食べるもの、自分で使うものを自分で生産、製作する手づくり志向の人が大幅に増加しています。単なる節約志向ではなく、自らの手を使って作業することで充実感を得るというものです。
 昔ながらの日本の古き良き村を再現し、農作物の栽培や動物の飼育などをタレントが行う人気テレビ番組の「ダッシュ村」が息永く放映されているのも、こんなところに理由があるのかも知れません。
 人には本来、自分の食物、服、家などを自分で作るという願望や本能があるように思います。
 「自分でできることは人に任せず、自分でやりたい」
 バックや靴も自前修繕の流れが強まっているようです。家庭菜園や農作業への関心も高まっています。
 自分で作って、自分で消費する「自産自消」派世代を年代別で見てみると、戦後の混乱期を知っている60代以上で多いほか、20代女性も39・9%と高く、50台以下の年代ではほぼ35%を占めています。
 今、流通業界の中で、家庭での物づくりのための道具や修繕用品が店頭で動き出し、園芸用品でも苗や種の販売が伸びているようです。ソース、ドレッシング、ジャム、パンなどでも、こうした手づくり志向が増加しています。
 JA紀南が青梅の用途として広くすすめている冷凍梅を使った手づくりジュースもその一つでしょう。作る楽しみがあり、簡単にできて失敗しないという消費者の満足を十分得られるようになれば、スーパーの冷凍食品売場に加工原料としての青梅が一年中置いてあるというようなこともあるかもしれません。新しい青梅の販売流通経路の展開が期待できると考えます。
 また、「自産自消」の消費者は、その購買行動においても、ファーマーズマーケットや生産者直売所に対する理解が深い、良き消費者になるでしょう。
 自分で消費するもの、自分で生み出しませんか?
・物を作るのは好きな方だ
・物はできるだけ大事に使いたい
・壊れた物は可能ならば直して使い続けたい
・作物や花を育てるのが好きだ
・手や体を動かして作業するのが好きな方だ
・自分でできることは人任せにせず自分でやりたい
 これら6つの項目で、3つ以上当てはまると、あなたは「自産自消」生活者だそうです。
 JAでは、営農・生活に関する相談を各地区でお受けしております。お気軽に声をかけてください。

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