JA紀南広報誌

2008年10月号p24-01

2008年10月号もくじ

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~その21~

興国寺(臨済宗)  

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 日高郡由良町にある興国寺は安貞元年(1227年)、鎌倉幕府3代将軍源実朝と母北条政子を供養するためにその家臣だった葛山景倫(願性)が鎌倉時代に建立したお寺で、金山寺味噌や醤油にゆかりのあるお寺でもあります。
 願性は、高野山での修行中に知り合った、心地覚心(法燈国師)をお寺の住職として向かえました。
 その法燈国師は、宋での修行中に坐禅の呼吸法として尺八を学び、径山万福禅寺(現浙江省・杭州)で金山寺味噌の醸造方法を会得。帰国後、弟子たちにそれらを伝えました。
 法燈国師は味噌に溜まっていた液体にも注目し、味噌とは独立した調味料として醸造されるようになりました。
 以後、この液体は「醤油(しょうゆ)」と名づけられ、味噌とともに、弟子たちの行脚や海運によって全国に広がることとなりました。
 普段は禅修行の寺として静かなたたずまいを見せる興国寺ですが、年間行事として1月成人の日に「天狗祭り」、5月5日には、お釈迦様の誕生日を祝う「花祭り」、法燈国師の命日にあたる10月13日は大法要が厳粛に営まれます。
 興国寺には悠久の時間を超え、今なお多くの人々が参拝に訪れています。
 場所は、JR紀伊由良駅から徒歩で約10分。参拝料は無料で、入場時間は7~17時となっています。
(JAグリーン日高発信)

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