JA紀南広報誌

2008年10月号p04-02

2008年10月号もくじ

土壌診断で適正施肥を
作目、地域別に講演会
3会場で「きなん21セミナー」  

 JA紀南では、農業経営に役立つ話を専門家から聞く「きなん21セミナー」を今年も開催、第1弾として「土壌診断に基づくコスト削減と適正施肥」をテーマにした講演会を、大辺路、富田川、田辺の各ブロックで開き、合わせて138人の参加があった。
 7月31日は、JAすさみ支所と白浜町農業研修会館の2カ所であり、農林水産総合技術センター農業試験場環境部の森下年起部長が、野菜と花きの施肥について講演した。
 森下部長は、「JA紀南の分析結果からは、有効態リン酸、石灰が過剰に蓄積していて、リン酸肥料、石灰類の必要のない畑が多かった。しかしその反面、カリ肥料を節約できる畑は少なかった」と話した。
 また、ビニールハウスについては「土壌中の水の電気の流れから肥料成分の量が分かるEC(電気伝導度)は、露地とハウスで硝酸態チッ素の見込み量が違う。硝酸態チッ素は、ハウスでは雨に流されないので高いEC値が出やすく、硝酸態チッ素の正式な量を診断するのが望ましい」といった内容の説明があった。
 8月4日にはJA紀南ふれあいセンターで梅と柑橘類の施肥をテーマにした講演があり、うめ研究所の東卓弥主査研究員と、果樹試験場の横谷道雄主査研究員が講師を務めた。
 東主査研究員は、梅の効率的な施肥位置や適期について詳しく説明。また、堆肥に含まれる肥料成分の解説もあり、「堆肥の分も計算して、過剰施肥に注意してほしい」と話した。
 柑橘類については、横谷主査研究員が、施肥での隔年結果対策や葉面散布の重要性などを語った。

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