JA紀南広報誌

2005年8月号p19-02

2005年8月号もくじ

野 菜  

◆病気の予防

 野菜の病害は、高温や長雨などによる多湿条件が重なると発生が急速に拡大し、糸状菌(カビ)、細菌等が発生する。病気に対しては予防散布が重要で、防除薬剤は抵抗性回避のためローテーションを組んで使用する。また、溝切りや高畝など排水対策を事前に行う。

 ◆害虫の防除

 9月は害虫ではネキリムシ類、ヨトウムシ類、アブラムシ類の加害が多い。サンサンネット等の防虫ネットを使用し、虫を作物に触れさせない対策が有効だ。薬剤防除では発生初期の防除に心がける。
 以下、害虫別に効果的な防除薬剤を載せているが、品目によっては農薬登録の無い場合があるため、使用の際はラベルをよく確認するか営農指導員に確認してほしい。
○ネキリムシ類
 ネキリムシは花や野菜など多くの植物に寄生する。暖かい地域は早春から3~4回発生する。地際部の茎がかじられたり、食い切られるため被害植物は枯れてしまう。ダイアジノン粒剤5、ランダイヤ粒剤、カルホス粉剤等が効果的だ。
○ハスモンヨトウ
 ハスモンヨトウは広食性の害虫で、多くの作物に加害する。7月下旬から発生が見られ、8~10月の被害は最も多くなる。ノーモルト乳剤、コテツフロアブル、アファーム乳剤等が効果的だ。
○アブラムシ類
 アブラムシは花、野菜、果樹等ほとんどの植物に寄生し、4~6月、9~10月に多く発生する。新芽や葉裏に寄生して植物の汁液を吸って加害するほか、ウイルス病を媒介する恐れもある。トレボンEW、モスピラン水溶剤、アディオン乳剤等が効果的だ。

 ◆台風対策

 昨年は台風が多く上陸し甚大な被害を受けたので、今年も台風情報には十分注意しよう。台風の常襲地帯では、防風垣、防風ネットの整備に努める。風害が見込まれる場合は、ベタがけ資材(防風ネット、または寒冷紗等)の利用で被害回避に努める。

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