JA紀南広報誌

2004年7月号p25-01

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【第15回】

快適接続の光ファイバーが・ 
  がわが地域も可能に  




 高速なインターネットの接続環境である「ブロードバンド」の本格的な普及体制が整ってきました。現在、日本の人口の7割以上が住む地域でブロードバンドの利用が可能です。そして、インターネットに接続している方の、半分以上がブロードバンドであり、日本のほとんどの世帯がブロードバンドで結ばれる日も来るでしょう。
 皆さんもご存じと思いますが、JA紀南のホームページで、すでに動画配信が行われています。約9分間の梅産地PRビデオです。昔なら、市場関係者、バイヤ-、販売店などに一本一本、ビデオテープを配ったものです。それがブロードバンドの時代に入った今日、そんな経費や手間をかける必要もなく、ホームページに動画を載せるだけで、多くの消費者にパソコンでPRビデオを見てもらえる時代になりました。今後もJAのホームページでは、大いに動画で農産物や地域そのものもPRしてほしいと思います。

ADSLでは遅れたわが地域だけど……
 私がインターネットに接続した10年前は、0.028Mbps(毎秒通信量)という遅い通信速度で、現在でも田辺市上秋津のわが家には0.064Mbpsの速度しか得られていません。これでは先に述べたようなPRビデオを見ようと思っても、遅くてまったく使い物になりません。
 何でこんなことになってしまったのか? 「もっと速い速度でインターネットを見たい」と言う方や、「何で私の地域だけが?」と思われている方は、私だけではないと思います。
 現在、国内のブロードバンドの多くは「ADSL(電話回線を高度利用した通信)」という仕組みを利用していますが、わが地域では電話会社さんの都合なのか、ADSLについては未だ実現の目途も立っていないのです。
 しかし、私の住む上秋津でも今年6月から、関西電力系のK-opti.com(ケイ・オプティコム)の光ファイバーによるインターネット接続申込みの受付けが開始されました。そこで、地域住民を巻き込み、上秋津全エリアでのサービス提供と早期開通の希望者を募り、サービス提供会社に要望した結果、あと1、2カ月程度で光ファイバーでの本格的な接続が可能になります。
ADSLと光ファイバー、どちらが良いの?
 近頃よく、ADSLと光ファイバーはどちらが良いの?という質問を受けますが、ADSLは、ブロードバンドではありますが、電話交換機のある局舎から遠く離れている所では不向きです。特に2㎞以上(直線距離でなく電線の距離)離れているお宅では、極端に速度が落ちてしまう点もあり、接続料金も局舎から遠くても近くても同じという不公平感もぬぐえません。
 光ファイバーには専用線の引込工事が必要、ADSLより月々1,000円程度高額というデメリットもありますが、その差は、快適な接続(ADSLの数十倍の速さ)という満足度の対価として必ず返ってくると思います。
 テレビコマーシャルでも、近頃は、NTT系の光接続サービスの「Bフレッツ」、そしてK-opti.comの「eoホームファイバー」のCMが圧倒的に目につくのをみても、ADSLから光ファイバーへの時代に入ったんだなと実感させられます。

テレビの番組配信も光ファイバーなら楽々
 光ファイバーが届く地域と、そうでない地域の格差が今後数年のうちに顕著に表れてきます。現在のホームページもADSLの通信速度を意識したページが多くなってきましたが、光ファイバーさえあればテレビ番組の配信サービスなんかも楽々受けられます。また、「わが家ではテレビは光ファイバーで見ています」ということも可能になります。
 インターネットを使った「IP電話」も、光ファイバーであれば遠い距離であってもクリア音質で通話できます。IP電話も、いま使っている家や会社の電話番号をそのまま移行できるようになると、一気の普及拡大も予想されます。まさに「電話ビッグバン」とまで言われだしており、その経済的恩恵を大いに受けるのも光ファイバーなら可能になるのです。
 私の地域では、ADSLが将来にわたって来なくてもそう心配していませんでした。しかし、光ファイバーが来ないとなると、その地域の存続さえ危ぶまれます。情報化が今後ますます加速する中、この考えは決してオーバーなことではないと思います。
 情報化に取り残されるという危機感を持ち、いま地域に光ファイバーを持ってくることが、一番大事な時期だと思います。待っていても届きません! 皆さんの地域でも光ファイバー誘致を地域づくりの一環として取り組んでみてはいかがですか。

〈木村則夫さんEメールアドレス〉
      info@kimura-e.com
  〈緑の果樹園の中の小さなホームページ〉
      http://www.kimura-e.com

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