JA紀南広報誌

2004年7月号p23-01

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◆夏季剪定
 梅の夏季剪定の目的は、①無駄な徒長枝を整理し樹冠内部まで光を入れることで結果枝を充実させる②根量を減少させ木を落ち着かせるという2点がある。このため、主枝や亜主枝の先端は手を加えず、樹冠内部から直上に発生している徒長枝を間引く。剪除する枝の量は木全体の6分の1以内に止める。
 また、夏季剪定は、木が自発休眠に入る9月中旬までとする。遅れると冬期剪定と同じことになり、かえって樹勢が強くなりすぎる。

◆病害虫防除
○ハマキムシ類
 8月は梅の貯蔵養分蓄積の大切な時期のため、葉を食害する害虫の発生には特に注意が必要だ。発生初期はスポット的に群れているで、広がらないうちに防除する。防除薬剤はスミチオン乳剤の1000倍(14日前まで・2回以内)。

◆梅の天日干し
 梅干しは一般的に「梅酢の中に長期間漬けておくほど果皮が柔らかくなる」と言われるため、遅い時期に漬け込んだタンク(全般的に熟して落ちた梅)から干し始め、早く漬けたタンク(早落ちで果皮のかたい梅)ほど後にする。
 干し上げの日数は、L級の梅干しで3日、2L級以上は4日以上を基準とするが、天候の加減もあるため、梅干し用の屈折糖度計で水分を確認する。なおミカン用の糖度計は目盛りが足りず使えない。
 計測時の注意点だが、梅干しは必ず常温に冷ましておくこと、糖度計は使用前に水で目盛りを「0」に合わせること。干し上げの目安は「34~35」の目盛りだが、天日干し、ハウス干し、透明セイロなど、干し方によって目安が異なるので、詳しくは、営農指導員または加工担当者にお問い合わせいただきたい。(営農企画課)

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