JA紀南広報誌

2004年7月号p12-02

生産販売情報  

6月「南高」安定価格で 台風6号で梅・スモモに被害  

  5月中旬の小梅、「古城」からスタートしたJA紀南の青梅販売は、6月に入り主力の「南高」に移り7月5日ですべての青果販売を終了、若干の加工仕向けを残すのみだ。スモモは5月31日の「大石早生」に始まり、6月20日前後からシンジョウ、ソルダム、ブランコットを販売開始した。
 21日襲来の台風6号の影響は、梅は市場販売も終盤で青梅出荷地帯では難を逃れたが、山間部の遅場地帯や収穫ピークだった漬け梅園で未熟果の落果被害が出た。スモモは終了していた「大石早生」以外の品種で落果被害が甚大だった。

梅荷受量は9千㌧超す
 JAの青梅の荷受区分は、市場出荷を中心とした「青果」と、業務用仕向けなどの「加工」に大別される。
 今年産の青梅の荷受量だが、すでに終了の「青果」では、小梅530㌧(前年比111%)、「古城」859㌧(同113%)、「南高」5238㌧(同132%)、在来種74㌧(同101%)の合計6702㌧(同127%)。一方の「加工」は、すでに終了の小梅が88㌧(同141%)、大梅については7月7日現在で2441㌧(同178%)。
 「青果」「加工」の青梅総合計は不作だった昨年比137%の約9231㌧を見込んでいる。
 梅の代表銘柄である「南高」の市場販売は、6月1日に開始。初売価格は2L・秀品10㌔で7380円(税込み)となった。
 市場価格は出荷期間中安定して推移。L級1㌔生産者手取価格は5日から15日まで500円台を維持し、ピークを過ぎた中旬以降は若干下げたが、450円を割ることはなかった。
 「南高」の生育については、5月までは雨量が多く平年より気温が高かったため実肥りはまずまずだったが、着果の多い園が多く全体的には小玉の比率が高かった。品質的には、4月下旬の風雨によるかいよう病、5月からの多雨で黒星病やスス斑症の発生が目立った。
 今年は全国の量販店や生協との相対販売が円滑に進み、JA紀南は数量・価格的に他産地より優位に販売できた。出荷前の主要取引市場との販売対策会議でもJA紀南は独自の安全・安心システムを強調。また、産地紹介ビデオの配布や漬け梅講習会開催、さらに今年の「申年の梅」も奏功した総合的効果により安定価格につながったとみている。

「大石早生」は300㌧
 全国でも早場産地である紀南のスモモは、トップバッターの「大石早生」の市場販売を昨年より1週間早い5月31日から開始。初売りの市場価格はL級1パック(500㌘)が400円。総荷受量は305㌧(前年比66%)となった。
 「大石早生」は、紀北が出荷ピークとなった13日以降、若干値を下げたものの、山梨など主産地のピークは20日前後で小粒傾向だったこともあり、比較的安定価格で販売できた。
 その他スモモの販売開始日と初売りの市場価格は、シンジョウが19日開始で2L級1パック(500㌘)450円、ソルダムは21日開始でL級1パック(500㌘)370円、ブランコットは22日開始で1パック(500㌘)300円。
 全般的に昨年並みの価格で推移しており、ソルダムの市場販売は7月中頃まで続く。

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