JA紀南広報誌

2004年5月号p25-03

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ナスの半促成栽培
今年も7㌃に定植 田辺市の片井毅さん

【秋津谷営農室】

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田辺市中万呂の片井毅さんは、5月下旬から秋口まで収穫するナスの半促成栽培に今年も取り組む。4月20日には7㌃の圃場に「千両2号」の苗を430本定植した。
 「梅を作っていないのでその分ナスに手をかけられる」と言う片井さん。ポット苗より価格の安いプラグ苗を仕入れ、自宅でポットに植え替えて苗のコストを低減。ある程度の大きさに育苗して圃場に定植する。
 早期出荷のため、6月まではトンネル栽培で初期成育を確保し、保温・保湿効果と雑草抑制のためには黒マルチを敷く。果実の着果と肥大促進のためホルモン処理を行っている。
 片井さんは「ナスの幼果は肌がデリケートなので風によるすり傷には十分注意している。秀品率アップと樹勢維持には、灰色かび病やうどんこ病の防除や整枝・剪定作業をきっちりこなすことがポイントとなる」と話す。また特に近年の安全・安心指向で農薬散布には気を遣っている。
 苗の丈が高くなる7月頃には、トンネル栽培から、鉄パイプを使った「V字仕立て」に切り替える。日当たりや果実肥大を促すため、側枝をテープでパイプに誘引するなど、高品質の追求に労力を惜しまない。
 片井さんは「ナスは日々の管理と最盛期の収穫に手間がかかるが、坪単価にすれば手取り価格は結構良い。他の作物より比較的値段が安定しているので今年もがんばりたい」。7~9月の収穫ピークを前に、今から気合いが入っている。

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