JA紀南広報誌

2004年5月号p21-01

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◆適期収穫
 梅の熟期は品種、地域、園地条件、樹勢によって異なり、また、青梅、加工梅といった用途で収穫適期が異なるため、それぞれの適期収穫が重要だ。青梅出荷の「南高」の収穫の目安は、果実に生えている〝毛じ〟が果実の半分程度抜け落ち、光沢が出てくる頃が適期となる。果実の成熟は、日当たり良好な樹冠上部で早く、下部や内部で遅くなるため、熟度を揃えるために、上部から2~3回に分けて収穫する。特に未熟果の収穫・混入には注意する。

◆ケシキスイ対策
 梅干し製品からアカマダラケシキスイの幼虫が発見されたという消費者のクレームが後を絶たない。産地にとって大きな課題であるため、漬け梅の収穫に際しては次の進入防止対策を講じる。
 ①全面にネットを敷き、果実ができるだけ地面に接しないようにする②1日に2回果実を拾うなどして、傷み果や過熟果を発生させない③傷んだ果実や古い果実、過熟果を園外に持ち出し、園地から離れた場所で処分する④漬け込み前の選果・選別を徹底する。

◆果実の取り扱い
 収穫した果実はていねいに取り扱い、直射日光が当たらない日陰に置くか、日覆いをする。雨天に収穫した果実は、乾燥機や扇風機で十分乾燥させてから選果する。乾燥が不十分なまま選果すると、スレ傷やニエ傷が付き、品質低下を招くので特に注意する。

◆お礼肥
 梅のお礼肥は、樹勢回復と花芽分化の充実、翌年に向けての貯蔵養分蓄積のため、早めに施用する。青梅出荷園の場合、収穫直後に施用し、漬け梅園では収穫前(ネット被覆前)の施用がより効果的だ。施用量は10㌃当たり粒状梅すもも配合を100~160㌔、または有機化成特A805を80~120㌔、収量や樹勢に応じて施用する。
(営農指導課)

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