JA紀南広報誌

2004年5月号p11-02

農業体験が観光客に人気  

“梅もぎ”は6月スタート
すでにバス120台超す予約


画像の説明

 地元農産物を消費者にPRするためJA紀南が都会の観光客を招いて取り組む「農業体験ツアー」の人気が年々高まっている。6月上旬には今年の梅もぎ体験が始まるが、すでにバス120台を超す予約があり、緑と紅のコントラストが美しい「南高梅」のもぎ取りに歓声をあげる観光客の姿がいまから予想される。
 JAの農業体験ツアーは、関西などの旅行会社に働きかけ、温泉や海・山の幸が豊富な紀南観光の行程に組み込んでいるのが特長。
 梅もぎを主軸に梅ジュース、梅酒、梅干し体験、ミカン狩り、花摘みなどがあり、そのうち梅関係はJA紀南と田辺市がタイアップした「紀州田辺うめ振興協議会」が受け入れている。
 平成15年度の受入者数は前年度より216人多い4160人(一人複数のイベントを体験する場合もあり)。種別では、梅もぎが前年比285%の2953人に激増し、紀南の農業観光の目玉に成長している。一方のミカン狩りも469人増え587人を受け入れた。
 今年3月には観梅と梅ジュース作りのセット体験を初めて行い、また、合併によるエリア拡大を生かした中、白浜町でのガーベラ摘みやJA直販所「あぜみち」への立ち寄りも仕掛けた。
 農協観光の協力でバスの車内販売にも取り組み、39車で梅干し製品1445点と梅ジュース246ケースを売るなど、あの手この手で産地を売り込んでいる。
 JA旅行センターの溝口哲生センター長は体験ツアーの好評さについて「観光客の反応が良く、旅行会社の期待感も満足させる。それがリピーターを生み、旅行会社も定番商品として扱うようになった結果だろう」と分析している。
 今年度の誘致活動も順調で、念願だった関東地方からの予約も入った。今年6月には、JA紀南管内もエリアに含む「高野・熊野(紀伊山地の霊場と参拝道)」のユネスコ世界遺産登録を控えており、JAの農業体験誘致に熱が入っている。

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