JA紀南広報誌

2004年5月号p05-00

●学経役員連載コラム●  

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金融共済担当常務浅井 昌男

安心のJAバンクに一層努力
例年になく、長い間咲いた桜の花も散り、紀南地方の主要産物である梅の収穫が間近となる季節となりました。
 この時期のJAの会議は、いつも梅の作況情報の報告から始まります。梅の作況と価格が管内農家の経済を大きく左右することは皆さんもよくご認識のところだと思いますが、今年は現段階において「全体的に平年並み」という情報が伝わり少々安心しているところです。
 さて、新生「JA紀南」の2年目が始まりました。初年度は出足から梅凶作の情報が飛び交い、事業推進に懸念を抱きましたが、組合員皆さまの絶大なご協力のお陰で、金融・共済事業は当初計画した量と収益を確保することができました。本当に有難く厚くお礼を申しあげます。
 4月にJAビルで「安心のブランドJAバンク推進大会」があり、県内JAが統一して、「収益基盤の確保」「利用者基盤の拡充」「経営基盤強化」の取り組みにまい進することを決議しました。
 信用事業もすべてが「安心」につながるテーマになっており、昨今の社会が求めている「安全・安心」の達成に全力を傾注するということです。
 現在、幸いにして、県内JAの信用事業は、他の金融機関を大きくしのぐ伸び率を示しており、地域に占めるシェアも順調に推移していますが、「安心のブランドJAバンク」を確固たるものにすべく、初年度に続き職員教育に取り組むなど、一層努力を重ねてまいります。
 JAの資料によりますと、県内JAの貯金高は、個人貯金が1兆2189億円あり、そのうち65歳以上の方の貯金が5970億円と49%を占めています。高齢化が進むというのは、少し暗いイメージに取られがちですが、資金の調達には無くてはならない年齢層であり、対象となる皆さまへのサービス向上を図る重点施策を今後も講じてまいります。
 そのひとつとして、今年は「相続遺言セミナー」を開催する予定です。生前すばらしい能力を発揮され多くの蓄財を築かれた方が突然他界されると、残された資産のために子どもたちが……、という残念なケースを目の当たりにすることが長年この仕事に携わっていると度々あります。本当にお金を貯めるということは難しいものです。JAがこのような問題にお役に立てればと願っています。
 共済事業も、今年は商品の仕組みが大きく変わっています。「ひと・いえ・くるま」に関し多様化するニーズに対応するためですが、そのことをよくご理解いただくため、一度は必ずJAのLA(ライフアドバイザー)にご相談をいただきたいと思います。
 将来訪れるかもしれないリスク(危険)への対応は、自己責任の原則が主張される今日、後回しにはできません。リスクと一言で言っても、南海・東南海地震、交通事故、病気・入院など、考えたらきりがありません。しかし、できる限りの「備え」は必要だと思います。

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