JA紀南広報誌

2004年3月号p33-01

クアハウスの画像の説明  

【第11回】
運動のしすぎに注意

 運動することが健康を増進し、体力がつくことは確かです。しかし、それはあなたの健康や体力にあったやり方で運動をすることが条件なのです。
 運動は、私たちの体や心に対してストレス因子として作用します。人間の体は、運動という刺激(ストレス因子)に反応し、その刺激が適度であれば体の働きは向上し、健康、体力に大いにプラスになります。
 ただ、その刺激が弱すぎれば効果は期待できず、逆に強すぎると、過労、病気、外傷の原因となるのです。
 運動に対する体の反応、適応の仕方は、年齢や健康状態、体力の強さ、栄養状態、過労状態、そのほかいろいろな体の条件で異なります。つまり、一人ひとりにあった運動の仕方をすることが大切なわけです。
 例えば、毎朝ジョギングをして、昼間仕事をしていると異様に疲れて眠くなるというのは、明らかにジョギングのしすぎです。このような人は、走る距離や回数を減らす必要があります。
 また、激しく運動をした直後に吐気がすることがよくあります。これは、ウォーミングアップやクールダウンが十分でなかったり、運動が体力に対して激しすぎるために起きるのです。
 このため、まず運動の前には十分に準備体操をし、徐々に強い運動に移っていく、運動は急に止めず徐々に弱くする。それでも吐気などが起きるなら、運動の強さをグッと下げましょう。

さまざまな肝臓病

◎肝臓の役割
 肝臓は、生命を維持するために血糖の値を一定にし、タンパク質や脂肪を合成して、消化に必要な胆汁を生成します。また、外から入ってきた毒物や薬剤、体内で生じた代謝産物の処理も行います。
◎アルコール性肝障害
 アルコールによって引き起こされる肝臓の障害は、1日の飲酒量と飲酒期間によって規定されます。大量でも短期間であれば、可逆性の脂肪肝という状態にとどまりますが、長期間になると不可逆性の肝硬変に進展する危険があります。
 日本酒にして毎日3合以上飲むと、やがて肝細胞内に中性脂肪が粒状にたまった脂肪肝になります。自覚症状はありませんが、超音波検査などで発見されます。脂肪肝は4週間程度、断酒することで正常化します。
◎肝硬変
 肝硬変は慢性肝疾患の終着駅といえます。慢性ウイルス性肝炎によるものが多く、次いでアルコール性です。最近ではアルコール性肝硬変が増加しています。アルコールの摂りすぎや栄養バランスの崩れで、肝機能が低下している状態が続くと肝ガンの発生する危険性が出てきます。
 このため肝臓の状態を定期的にチェックすると同時に、良質のタンパク質をとり、規則正しい生活を送ることによって病変の進展を防止することが大切です。

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