JA紀南広報誌

2004年12月号p22-01

2004年12月号もくじ

カスミソウの「雪の舞」  

大輪のボリュームに満足秋津町・鈴木章生さん  

 【秋津谷営農室】

画像の説明

 田辺市秋津町の鈴木章生さんは、カスミソウの新品種「雪の舞」の栽培に挑戦して2年目だ。今年産は度重なる台風の上陸で一部倒伏被害も出たが、なんとか11月上旬からの採花開始にこぎつることができた。
 カスミソウ栽培17年の鈴木さんは、これまでブリストルフェアリー=BFを中心に「雪ん子」にも取り組んできたが、新品種で登場した大輪でボリューム感のある「雪の舞」を見て惚れ込んだ。今年産はカスミソウ17㌃のうち「雪の舞」が12㌃を占めている。
 鈴木さんは「雪の舞」について「枝の下の部分の花が咲く頃に上の部分が枯れる『死に花』が比較的少ないように思う」と言い、品質の良さに満足。大輪のため採花時に花が絡み合い作業効率が若干落ちるが、それを差し引いてもおすすめの品種だという。
 今年は8月20日から定植にかかったが、度重なる台風の影響で、ハウスのビニールを6回も外すはめに遭った。特に10月20日の台風23号では、出荷前の花が倒伏した。
 被害対応として鈴木さんは、速やかに梅の枝を使った支柱を使って倒れた花を立て直し、風雨にさらされた花の病害虫防除も行った。そのおかげで切り花への影響を最小限に抑えることができ、出荷も当初予定通り始めることができた。
 栽培努力が実り鈴木さんの「雪の舞」は11月14日の田辺市農林水産業まつりで1等賞に入賞。「たまたまです。とにかくLサイズの割合と秀品率を高めることだけを考えてきた」と鈴木さんは話している。
 鈴木さんはカスミソウのほか、梅、ミカン、水稲の複合経営だ。年内はミカン収穫と梅の剪定などのが重なり猫の手も借りたい忙しさだが、年明け以降もカスミソウ出荷は梅の収穫が始まる6月まで続く。

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